喉元過ぎれば・・・

トルコリラは安価安定?の状況が続いています。

喉元過ぎれば・・・、というわけで、ユーロなどを中心にリスクオン的な動きが主流となってきました。

とはゆうものの、米国の利上げ継続がやや不透明なものとなり、先が読みずらい状況です。

トルコリラもなんとなくですが、売り浴びせのタイミングを待っているような感じさえしてしまいます。

やはり急落というのは、トレーダーにとってはおいしいですからね。

 

Ba3に引き下げ

ムーデーズがトルコの格付けをBa3に引き下げたようです。

先週は13日から16日まで、底値からのリバウンド状態だったのですが、再び金曜日には売り圧力が強くなったようです。21円付近からの急落、15円付近からのリバウンド、18円付近から再び下落と、テクニカル的には分かりやすい動きになっています。

売り方も、利益確定が済んで、ポジションも幾分フラット気味になり、来週からは格付け引き下げの威力を借りて、再び売り込み再開となってしまうのでしょうか?

新興国の通貨も軒並み下げ基調となっています。全般的にリスクオフ基調も強まる中、トルコリラの急騰は、あまり期待しない方が良いような気がします。

 

危ない皮算用

先週金曜日のトルコリラ/円のレートを17円として計算すると、1万トルコリラでレバレッジが25倍だと証拠金は6800円程度になります。

スワップ金利は高いところだと1万トルコリラで100円/1日。つまり6800円の投資で1日あたり100円、1か月で3千円、1年で3万6千円のスワップ金利(概算)が付くことになります。

この部分だけを見ると非常においしい投資に感じてしまうのですが、1円下がると1万円、5円下がれば5万円の含み損となります。1万トルコリラあたりならそれほどインパクトはないのですが、「1万トルコリラで6800円の証拠金であれば、10万ぐらい口座にあれば10万トルコリラぐらい(証拠金6万8千円)買ってもよいだろう」なんて大胆な気持ちになってしまう方もいらっしゃると思います。

10万トルコリラの場合、1円下がると10万円含み損、5円下がれば50万円含み損ととんでもない額になってしまいます。(その前に30銭程度の下落でロスカットになってしまう取引会社が多いと思いますが)

それでも余裕のある方は「100万円も口座に入金しておけば大丈夫、3年も我慢すれば何もしなくてもスワップだけで100万円近く手に入る」と考えるかもしれません。ただ、今のペースで下落すれば、10円近くまで下落する可能性はありそうです。その場合、含み損は70万円。こなまま低空飛行が続いたら?

場合によっては政局不安が増大してCDS急騰、取引会社が取り扱いを廃止して強制決済!なんてことも考えられなくはないです。このストレスに耐えながらポジションを維持できるか?

(という私も20年ぐらい前には、高金利につられて豪ドルを買いこんでしまい、胃が痛い日々を何か月も過ごした経験があるので、偉そうなことは言えませんが・・・)

確かに逆のケース、今年初めの30円程度まで回復すれば、10万トルコリラで130万円程の含み益になってしまうのですが・・・、仮想通貨よりこちらの方がハイリスクハイリターンかもしれません。

経済戦争拡大?

ドルコリラが昨日急落しました。

日本時間のお昼頃から夕方までの数時間で、20円付近から一時17円台まで、20%近くの急落です。

これはリーマンショックやスイスフランショック、イギリスのEU離脱時並みですね。

流通量があまり多くないので、それ程大きなニュースにはなっていませんが、軒並み新興国通貨や仮想通貨なども下落しています。

今年に入って下落基調が続いていたトルコリラですが、この所米国との関係が急激に悪化したことが急落の原因のようです。

トランプ大統領の関税政策による自国保護主義が、世界経済を牛耳っているような気さえしますね。

今後のトルコリラですが、政治的な不安を高金利で補って為替の安定を担っていただけに、これ以上の高金利が難しい中、トルコリラ売りを防ぐ手段が限られてきます。高スワップが魅力なだけに急落時には買っておきたい気もしますが、まだ様子見の方が良いかもしれません。

この数年、日本では「円高は元凶」みたいな言われ方しかしませんが、自国通貨の売りが止まらない恐怖の方が、よほど怖いような気がします。