米国経済への期待感

 S&P総合500種が終値ベースの過去最高値を付けたほか、ダウ工業株30種も最高値更新と好調を続けるNY株式市場ですが、今週の金曜日には米国雇用統計の発表を控えています。
 米国経済の好調さを裏付けるような、期待通りの数字が発表されれば、問題なく株高、ドル高円安となりそうですが、いささか期待感の方が大きすぎるような気もします。期待通りに行かなかった場合の反動が気になります。
 一方、欧州や中国、新興市場といったところは、景気回復遅れ?といいいますか、
不況から抜け出せていない状況も強いです。
 日本も景気回復予兆?ということになっていますが、そのあたりを実感できるのは、
まだ、一部の輸出関係企業だけではないのではないでしょうか。
 期待感先行による株高、円安で、実際に景気回復していくことも多いのですが、
今回は先行し過ぎのような気もします。
 新年度から大丈夫?

イタリアの危機再び

 イタリアの政局が再び危機を迎えています。
「連立政権を樹立できない」という異常事態になっているようです。
どの政党も連立政権を支持しない、ということになってしまうと何も決められない政府、
ということになってしまいます。
普通に考えれば、このままではまずいですね。
 ただ、聞くところによると、イタリアの実権を握っているのは実際はマフィアで、
政局はあまり関係ない?ということのようですが・・・。
 海外から見ると、日本の政権もころころ変わって大丈夫?と思われているようですが、
実権を握っているのは官僚なので問題なし、ということと同じようなことなのでしょうか。
 キプロスと違い、EU圏第3位の経済大国の政局危機です。各国がどのように受け止めるか?
来週もひと波乱あるのかもしれませんね。

転換期

 毎年思うことですが、夏時間への移行、期末の特殊要因などが重なるこの時期、
きちんとデータ修正を行っても、時間帯ギャップを利用したシステムトレードは、
転換期を迎えています。
 特に1、2月の傾向と、3月後半の傾向は明らかに変わってしまっているものもあるので、ポートフォリオの組み換えが必要になってきます。
 なので、非常に個人的なことで申し訳ないですが、ただ単に忙しくなってきているということです。
 
 今年こそは3月に大きな動きがあるのかな、と期待していた部分もあるのですが、
それほどの動きはなかったですね。
 4月以降も緩やかな円安が続くのでしょうか?

哀愁のヨーロッパ

 キプロス情勢がひとまず落ち着いた、ということになっていたのですが、
本日の午後からはリスク回避が本格化しています。
 そう簡単には、クリアになりそうもない様子ですね。
 ギリシャ危機の時もそうでしたが、ひとまずは危機回避したというより、
対症療法でなんとか悪い症状だけは、表面上は消してしまった。
という状況に近かったようにも思います。
 あの時も「ユーロ危機が再燃するのでは」と考えていた方も多かったと思います。
やっぱりね・・と考えているのは私だけではないようです。
 ユーロ圏の低迷はしばらく続くような気もします。
基本的な問題として、多数の国で同一通過を使っていくには、
「何かルールなり交換レートなりの工夫をしないとうまくいかない」
というような意見を言っていた方が以前いましたが、その通りのような気もします。
対症療法ではなくて、根本的に見直していかないと、ユーロ崩壊ということも再び
現実味を帯びてくるような気もします。

キプロスが・・

 再びユーロに暗雲が立ち込めているようです。
キプロスがデフォルトの危機に見舞われて、頼みのロシアも交渉に応じなかったようですね。
 ところで、キプロスと言われてどこにあるか即答できる方も少ないような気もします。(実は私もそうですが)
 地中海の東の端に位置していて、レバノンやシリアの対岸にあります。
地政学的にもかなり危険な場所なような気もします。
 
 今回の金融危機も元はといえばギリシャ国債を大量に保有していたことに原因があるみたいですね。
 そして、ロシア人の口座もたくさんあるようで、
「預金に課税されるようになったらおたくも困るでしょう」
ということで、ロシアに交渉に行ったようですが、ロシアは駆け引き上手です。
すんなり交渉に応じる国ではなかったわけですね。
 週明けからどんな展開になるか、心配です。

TPPのデメリットについて

TPPのデメリットについて、非常に個人的な見解から考えてみました。
1.海外の安価な商品が流入することによってデフレを引き起こす可能性がある。
 
  デフレの原因は、物価価格下落より、実質的な賃金の引き下げが主な原因、という意見に賛成です。なので、企業が利益を伸ばして賃金が上がれば問題ないような気もします。個人的にはガソリン価格などが下がるのは嬉しいですね。
2.関税の撤廃により米国などから安い農作物(特に米)が流入し、日本の農業に大きなダメージを与える。
   円高で、随分オレンジやキウイなど安くなったような気もしますが、これから円安になれば、逆に上がってしまうのでは・・・?タイ米や中国米が一時大量に緊急輸入された時がありましたが、ほとんど無駄になってしまったという話もありました。日本人は美味しいお米しか食べないでしょうね。逆に日本米が大量に中国に輸出される方が心配です。
3.食品添加物・遺伝子組み換え食品・残留農薬などの規制緩和により、食の安全が脅かされる。
   日本の消費者はそのあたりに敏感ですから、逆に無農薬をうたった日本の農作物の方が売れるようになるような気もしますが。
4.医療保険の自由化・混合診療の解禁により、国保制度の圧迫や医療格差が広がると危惧されている。
  保険で受診できる病院が非常に少なくなるという意見も、テレビでは出されていましたが、何故そうなってしまうのか???。米国は健康保険未加入者が多いことが問題なのですが・・・。
 全面的にTPP賛成というわけではないのですが、あまりにも反対意見の論理性が乏しいような気がしたので、ちょっと書いてみました。
(あくまで個人的な見解ですので、ご批判がありましたらすいません)
 また、1ドル140円ぐらいになってしまうと、だいぶ状況も変わるような気もします。

ここからが・・・

 先週金曜日の米国雇用統計の好結果を受けて、ドル円が96円を超えました。
 米国では好景気基調が高まっているみたいですし、日本も株価が順調に上がってきています。このまま円安も進んで、一気に100円超え、 となりそうな雰囲気もありますが・・・。
 
 どうなんでしょうか?ここからが難しい気もします。
アベノミクスの追い風があるにしても、ここまで来るのが少し早すぎたような気もします。100円の壁も意外と厚いのではないでしょうか?
 クロス円は少々息切れ気味で失速傾向、ドル円にクロス円が先行する傾向もあります。まして何かが起こる魔の3月です。ここまで順調すぎるような・・・。
 ちょっと心配しすぎでしょうか?
 一度90円あたりまで調整してくれて、再び4月から円安再開してくれた方が、安心してポジションを持てるのですが。