株価が上がって困る人はいない

 昨年の今頃、先物投機による原油高でガソリン価格が高騰してしまい、リッター200円近くまで上昇したところもあり、経済活動に大きな打撃を与えました。
 ユーロ高やポンド高は物価の高騰を招き、現地の人の生活を圧迫しました。
 ところが株価の高騰で直接的に困る人はあまりいないです。(長期金利の上昇という面はありますが)
 特に現在のような不況下での株価の高騰は、歓迎される面は多いと思います。

 私も株価の下落や不景気を望んでいるわけではないです。
個人的にショートポジションをため込んでいるわけでもないので、正直なところ日経平均が1万円を超えても、NYダウが9000ドルをこえても何も問題はないのですが・・・・。

 たとえば、土台作りをまだきちんと終えていない基礎の上にビルを建て始めてしまって、どんどん階数を増やしていく。ある程度高くなってしまって、小さな地震が来ると壁にヒビが入ったり、歪みが認められるようになります。それでも、
「まあ、問題ないでしょう。大丈夫だと思います」
ということで再び階数を上げていく。もう今更あとには引けない。
今の株価はそんな状況のような気がしてなりません。

 不安定な状況は市場もある程度織り込み済みなんだとは思います。
ただ、今までは、経済指標でよい結果が出れば大きく反応し、悪い結果が出れば「市場環境が悪いのだからしかたない」ということで無視してしまう。そんな状況が続いていましたが、そろそろ悪い指標にも大きな反応が出てくる時期だとは思います。
 もう一点、「特別検査でFRBが譲歩」←時事ドットコムリンク
こういったスキャンダルも怖いです。
もし、FRBの信頼がガタ落ちになるようなことになれば?

 経済の先行きに暗い見方ばかりしているのは、日本とオーストラリア、それにIMFだけだという記事がありました。アメリカ、イギリス、ドイツをはじめ、楽観的な見方をしている国がほとんどだとか。
 私は日本人らしい日本人なんでしょうね、ただの心配症です。

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