ユーロ、ポンドがリスク回避

 本日は、ユーロ、ポンドを中心にリスク回避的な動きを見せていました。
CFDで見ているとよくわかるのですが、FXのユーロ、ポンド、株式のフランクフルト市場、ロンドン市場などがリスク回避的な動きを強めているのに、NY市場だけは頑張ってしまっている、そんな感じの動きでした。
 さすがに消費者信頼感指数-7月が予想よりも悪化していることを受けて、NY市場も下落に転じたのですが、下げ渋り傾向も強いです。
 この分だと昨日と同じように、NY市場は終わり間際に大きく上昇して、結局は前日の終値を上回る結果で終わってしまう。ということになるのかもしれません。
 周りの状況は関係なしに、何が何でも上昇したい、NY市場の過剰流動性相場恐るべし、という結果で本日も終わってしまうのでしょうか?

誰もが思っていること?

 本日も日経平均は上昇して、ついに1万1千円超えですね。
ただ、これだけ力強い連日連騰の割には、「日経平均は1万3千円を目指す」的な景気の良い声はあまり聞こえてきません。
 NYダウン上昇につられてのこの急激な上昇はちょっと不自然過ぎる、と感じている人が多いということなのでしょうか?
 1万円超えを再び達成したことで、ボックス圏の折り返しと考えている人も多いのかもしれません。
 NYダウ高騰の理由とされている「企業の中間決算が予想外に良いこと」についても疑問を持っている方が多いように思います。
 
 どこまでこの急騰は続くのか?その先は踊り場なのか、それとも崖になっっているのか?

 今の日本の経済状況をに考えれば、日経平均も8500円あたりから9000円の間を行ったり来たりの冴えない展開が続く夏。というような状況のほうが逆にしっくり来たようにも思うのですが・・。

 為替も一度ドル円が70円あたりまで下落して、一気に円安に向かうという展開のほうがどんなにやりやすかったことか・・。単なる希望的観測です。

プリウスしか売れていない?

トヨタの「プリウスの納期が来年の3月に間に合わない」「プリウスの工場は休日返上でフル稼働」というようなニュースを聞きますと、「自動車業界はかなり回復してきたんだな」というような印象を受けてしまいます。
 ところが実際には売れている車はプリウスだけで、ほかの車種はさっぱり、という状況みたいですね。

 他にも自動車のディーラーの営業担当からこんな話も聞いたことがあります。
「燃費によるコストだけを考えるのであれば、ハイブリットカーよりコンパクトカーのほうがメリットは大きい」
 これはどういう事かといいますと、プリウスの車体価格をだいたい200万円、1300から1500あたりのコンパクトカーの車体価格を140万円程度と考えると車体価格の差は60万円程度です。
 次にプリウスの燃費をリッター20キロ、コンパクトカーの燃費を15キロと考えます。
通勤に車を使わない人で、週末に割と車で遠出をする人で、年間走行距離は1万キロ程度、週末に車を必ず使っても、それほど遠出をしない人であれば年間5千キロ程度だそうです。
ここで間をとって年間7500キロ走行と考えます。(なんとなく数学の問題みたいになってきましたがもう少し我慢してくださいね)
 リッター20キロで7500キロを走ると年間375リッター、リッター15キロで5000キロを走ると500リッターとなり、プリウスのほうが125リッター、リッターあたり120円とすれば、年間15000円得することになります。
 最初の価格差が60万円あるので、これを燃費差で回収するためには40年かかってしまうことになります。逆に考えて、10年程度で車体価格の差を、燃費の良さで解消したいと考えれば、価格差は15万円程度ということにもなります。
 「計算通りにはいかない」という意見もあるとは思います。ただ「燃費が良いからランニングコストが抑えられて、初期投資の差を簡単にクリアできる」という考え方は、実際にはなかなか難しい気もします。
 もちろんエコや乗りやすさ、デザインという観点から、車種を選ぶのであればこの考え方は論外です。

 ただ、いろいろな情報に惑わされて印象だけで判断してしまうと、事実と食い違ってしまう、ということは投資の世界でもよくあることです。自分なりに検証してみる、という姿勢は大切なように思います。

メルマガ担当です

明日のメルマガ担当です。
「2009年後半のキーワードは」と題しまして、
今年後半の動きを考えてみました。
よろしくお願いいたします。

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「短期楽観の終わり」

 かんべい先生のおっしゃっていた「短期楽観の終わり」がより鮮明になってきたように思います。
http://tameike.net/pdfs8/tame420.PDF
 これから、中期悲観ということになるのですが、問題はいつまで中期悲観なのかということでしょう。
 半年、1年、2、3年?
 米国の政策や各国の状況によっても違うと思いますが、
なんとか1年以内には脱出したいものです。

「日本は米国や欧州に先行して回復する」
という意見もあるようですが、私的には??です。
アジア新興国の早期回復を前提としているようですが、
特に中国に対しては不思議な面が多いです。
「良好な経済データを他国と比較した場合、つじつまが合わないものが多い」
という見方は少し前からあったのですが、
いよいよメスを入れようという動きもあるようです。

常識的に考えても
「米国の巨大な消費力をカバーできるほど、短期間で中国の内需が拡大したのか」
という見方はできそうです。
日本の回復は欧米よりも遅れてしまうのではないでしょうか。
IMF、世界銀行ともにそのような見解のようです。

狙われた東京市場

昨夜発表された米国消費者信頼感指数-6月の予想外の落ち込み、今朝発表された日銀短観の期待はずれな結果を踏まえて、本日の東京市場は軟調な展開を誰もが予想したと思います。ところが・・・、13時現在で100円以上の上昇で、1万円突破です。
 円安進行、中国マクロ指標の好結果等、理由は付けられていますが、説得力に乏しいように思います。アジア市場は軟調な展開を見せているところが多いですし、NYダウの先物も好調とは言い難い状況です。
 米国雇用統計を明日に控え、取引高が少ないところを、短期投機筋が一気に踏みあがった、というところでしょうか?
 最近、こういった動きが多いですね。いいように短期投機筋振り回されている感じです。

 為替のほうも円安が進んでいます。
東京市場ではリスク選考からドル円はドル高、
NY市場ではリスク回避からドル円はドル高と
なんだかわかりずらい状況です。

日替わりメニューでリスク回避とリスク選考が入れ替わっている感じです。
本日のNY市場はどちらのメニューが提示されるのか?

NYダウ先物と日経225先物のスプレッドが1600ポイント近いです。
特別な材料もないので、これは少し異常なような気がします。
どういう形で解消されるのか、注意したいところです。