キャリートレードの巻き返しは終わったのか?

G20で具体的な対策が出されなかった場合、今週の月曜から株安、円高が進むという予想が多く出されていました。ところが具体策が出されなかったにもかかわらず、それほど株安、円高にはなっていないようです。
 「G20前に具体的な対策が出ないことが織り込まれていた」等、少し後付け的な説明がされてはいますが、理由の一つとして、ヘッジファンドの損失穴埋め売りが15日でひと段落したことも大きいように思います。

 10月から11月にかけての、特にクロス円の円高は凄まじいものがありました。
景気後退懸念の拡大、金利の引き下げ、信用リスクの拡大等いくつもの理由が重なったとは思いますが、実質的には、換金に対する対応、キャリートレードの手仕舞、リスク回避等の理由によるヘッジファンドの円買いの流れも大きかったと思います。

 11/15を過ぎて、その流れが少し沈静化したようにも感じるのですが、どうでしょうか?

 ただ、この落ち着きも長くて今月いっぱいのように思います。
12月は欧米のトレーダーの多くがクリスマス休暇に入るため、取引量がグット減ります。
そこを狙ってくる投機筋のために相場が大きく動くことがしばしばあります。
ちょっとしたニュースにもいつも以上に大きく反応してしまいます。
今年も気の抜けない年末になりそうな気がします。