欧州は大丈夫?

 スペインは空前の好景気ということで、2003年から2007年までは3%以上のGDPを維持して、ユーロ平均を大きく上回っています。サービス業の成長が著しく、今後も先進国としての成長スタイルを維持できるということになっていますが・・・?

 現状では不動産価格の高騰が経済成長を支えている部分も大きいように思います。
一等地の不動産価格は数年で1.5倍から2倍に跳ね上がるものも珍しくなく、不動産の転売を繰り返す、あるいは高騰した不動産を担保に新しい不動産を買い増していく。不動産売買に不動産ブローカーばかりでなく、一般人もどんどん参加していく。
 なんとなくどこかで見た光景のような気もしますが、「スペインは不動産バブルではない」というスペイン人は多いようです。

 イギリスでもその傾向は一時期ありました。なんとかバブル崩壊せずに少し沈静化してきたようですが、今回のサブプライム問題はイギリスにも大きく影を落としているようです。
 スペインは大丈夫なのでしょうか?バブルの崩壊は一度歯車が狂うと一気に逆回転を始めるため、歯止めがかかりにくいのが怖いです。
 フランス、ドイツ、イタリアなどでも金融関係を中心にサブプライムの問題は少しずつ影を落とし始めています。欧州は大丈夫ということで、昨年8月以降、ドルが売られてかなりの部分がユーロに流れていったわけですが、欧州の問題が本格化してきた場合、必要以上に上がりすぎた分だけ、ユーロやポンドの下げはきつくなるように思います。
 米国のリセッションの本格化=ユーロドルの高騰と結び付けてしまうのは、少し危険なようにも感じるのですが・・・。