行き場を失った投機マネー

昨日から、日経平均は猛反発しています。短期投機筋が先物に大量の買い注文を入れて主導しているみたいですね。
 昨日のNYダウも上昇、原油先物は下落、米ドル上昇という状況になっています。
原油先物から引き揚げた投機マネーが日本株、NY株、米ドルへ移っているような形になっています。

 少し前までは、中国、インド、東南アジアなどの新興国株、ユーロ、債券なども投機マネーの大きな受け皿になっていたと思います。ところが最近の下落や先行き懸念などで、そちらへは行きづらい、かと言って原油やゴールドの先物はいい加減に少しでも調整しないわけにはいかない、そんな理由から消去法的に日経平均、NYダウ、米ドルに投機マネーが向かっている感じもしないでもないですね。
 日経平均、NYダウ、米ドルはワンセットで相乗効果的に上昇していくことが多いです。
「米国も日本もリセッション懸念は薄らいだ、経済指標の数値も悪くない、このまま上昇気流」と考えたいところですが?

 6/6の米国の非農業部門雇用者数変化-5月の数値を見るまでは、安心できないかなと・・・。

アイスランド クローナはちょっとまずい?

[ストックホルム 27日 ロイター] 調査会社ギャラップが27日公表したデータによると、アイスランドの5月の消費者信頼感数は82.7と4月の96.7から14%超低下した。前年比では46.6%低下となった。
 アイスランド経済・金融市場は、世界的な信用ひっ迫で、過去数カ月間大きな打撃を受けている。
 アイスランド通貨クローナは、3月初旬以降約15%下落した。その結果、輸入品価格が過去数カ月で大幅に上昇。政策金利が過去最高水準に引き上げられたにも関わらず、5月の消費者物価は前年比12.3%上昇し、ほぼ18年ぶり高水準となった。
————————-以上 ロイターより引用————————-

FX取引でこのところ人気があったアイスランド クローナですが、ちょっとまずい状況みたいですね。
 原因はアメリカのサブプライム問題からの金融市場の信用収縮ということのようですが、
思わぬところで余波が出ている感じです。

インフレ率が高いということですが、それにしても政策金利が15.50%とは高いですよね。多少のリスクはとってもスワップを狙いたい気にもなります。

 過去にもトルコ、メキシコ、南アフリカと高スワップに誘われて、ポジションを持った後、苦い経験をされた方も多いと思います。

・あまりの高金利には落とし穴がある
・情報があまり入らない国の通貨は避けたほうがよい

という原則は守ったほうがよさそうですね。

やはりスワップ狙いだったら、今はAUDUSDあたりが無難でしょうか?

メルマガ担当です

 本日のメルマガ担当です(20時頃配信予定)。
FXシステムトレード(週足ベース)について簡単ですが解説しています。
よろしくお願いいたします。(お申し込みは左上から)

カナダは産油国?

一昨日、もう一件アポがありまして、カナダの不動産取引を行っている会社へ行ってきました。
 本社がカナダのトロントにある会社で、オンタリオ州の開発予定地を区分所有?のような形で販売している会社です。300万円単位から投資可能で、実績としては3年から7年の投資期間で、平均利回り年120%以上を今のところ維持しているとのことでした。
 
 日本支社のマーケティングマネージャー(営業部長?)さんの日本人とカナダ人の方が熱心にカナダの現状について、ビデオを交えながらいろいろと説明して下さいました。
 その中で、カナダはイラン以上の石油埋蔵量があると言う話がありました。
ただ、砂の中に石油が混ざっているので、精製コストがかかってしまい、原油1バレル70ドル以上で取引できないと割にあわないとか。
 以前に記憶違いでなければ同じような話を聞いたことがあります。アメリカでも実はまだまだ石油は取れるのだが精製コストがかかるので、安い中東の石油を使っているとか。
現在の原油取引価格なら充分に採算に合うと思います。

 ご存じのとおりカナダは鉱物資源や天然ガスも豊富です。水資源や森林資源も豊富で、農作物を作ることに向いている未開拓の土地もまだまだたくさんあるとか。
 移民の受け入れにも非常に積極的で、世界各国から技術力や高い能力を持った人たちがたくさん集まってくるようです。
 また投資家の受け入れ、投資資金の受け入れにも積極的で、今回訪問した会社の現地視察ツアーには市長さんがわざわざあいさつにくるとか。おまけに税金も安いです。

 日本の官僚とは全く姿勢が違いますね。ますますカナダの将来性に魅力を感じてしまいます。やはり長期的にはカナダドルは”買い”でしょうか(笑)。

ディーリングルームの必要経費

 昨日、とある会社のディーリングルームへお邪魔しました。実はいちのみやさんとご一緒させて頂きました。
 商品先物を中心に取引されている部署だったのですが、
「あー、こういうボスキャラ?たちと日々私は闘っているわけだ」
という実感が湧いてきて(笑)とても有意義な時間を過ごせました。
(実際には私の商品先物の運用はすべてシステム運用なので、闘っている実感は薄いです)

 帰り道が同じ電車だったので、ディーリング部の部長さん(商品トレード界で有名な方です)とご一緒させていただきました。
 その時のお話で
「事務所が一等地にあると賃貸料も高いし、管理部門の人件費や管理システムの間接経費など、ディーリング以外の部分でたくさん経費がかかってしまう」
というようなお話をされていました。
私も同じような考えを持ったことがあります。

 5年ぐらい前に、私も投資ファンド的なものの設立を考えたことはあります。
出資者を募って、ディーリング業務ができる人を何人か雇ってと考えたのですが、
事務所のレンタル費、人件費、設備投資などかなり経費がかかります。
利益が上がっても、税金でかなり持っていかれてしまいます。
その上に出資者への配当金が当然必要になります。
そう考えると自分への報酬はよほど利益を上げない限りは、あまり期待できないことになってしまいます。利益が上がらない場合のリスクはすべて自分が背負うことになります。
まさにハイリスク、ミドルリターンぐらいです。
だったら、事務所の開設の必要もないし、人件費、管理費も必要ないので、自己資金を自分一人で運用してようという結論になってしまいました。

 出資をしてくれる人がいたら、お金を預かるより、その方に口座を開いてもらって、売買プログラムごとレンタルしてしまって、レンタル料をもらった方が効率的です。
 ディーラーも雇用契約を結ぶより、資金を預けて在宅でディーリングしてもらって、ロイヤリティ契約を結ぶ方がはるかに効率的です。残る問題はトレード口座のセキュリティの件だけです。

 原因は日本の法人税と金融庁の規制の厳しさにもありと思います。
近年日本の投資会社やヘッジファンドがシンガポールなどの海外に拠点を移してしまうこともうなづけます。

 企業のディーリング部門というのはこれから減っていく、または形態を変えていくのかもしれませんね。

 などといろいろ考えてしまいました。

長期保有は底値で買えばロスカットにならないか?

 質問にお答えします。

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解雇され、現在、休職中のFX初心者37歳です。
いいかげんなトレードをして、損失が40万になってしまいました。
御著書を購入し、勉強を始めたのですが、単純な疑問が
あったので、お尋ねいたします。
長期保有だとレバレッジは3倍程度にしておかないとロスカットになってしまうようですが、レバレッジを高くしていても、底値で買った場合は、ロスカットにならないのでないのですか?
日々の難しいトレードをしなくても、例えば、今年の三月末に豪ドルを90円で、100万ドル買って、5月頭に100円で売るということはできないのでしょうか?
よろしく御願い申し上げます。

はっしー さん
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 まず、レバレッジ3倍以下の長期保有であればロスカットにならないか、
Yesとは答えられないと思います。可能性は低くなると思いますが、ならないとは言えないと思います。
 たとえば豪ドル円90円程度で買ったとしても、今年の3月のように円高ムードが再燃して、ドル円が90円を目指すような展開になれば、豪ドル円も80円程度まで行ってしまう可能性はあると思います。
 同じように今年の3月に90円で買えて100円で売れたとしても、それはあくまで結果論です。90円で買えても80円まで下落してしまった可能性はあったと思います。

 確かに90円以下まで下落してしまえば、それ以上下落する可能性は低くなると思います。だからと言って、レバレッジを高くして勝負を賭けてよいかと聞かれれば、これもYesとは言えないです。

 2007年以降、豪ドル円は90円以下(または90円付近)まで下落したことが4回あります。
すべて(今回は99.79ですが)100円以上まで戻しています。
 これだけ見れば絶対有利と考えられそうですが、オーストラリアのファンダメンタルズ的な読みも重要になってきそうに思います。
 資源高が続いて、資源通貨高の傾向が続いているのは確かなのですが、追い風ばかりではありません。欧州と同じようにそろそろ景気の減速、インフレの鎮静化の見通しも出てきています。これからしばらくは金利下げ傾向が続くかもしれません。
 この状況下で、ドル円が再び下げ局面を迎え、豪ドル円が90円以下になった場合、90円で下げ止まらず、80円程度まで下げてしまう可能性はあると思います。
 その後、再び100円以上になる可能性も十分にあると思いますが、それがいつになるかはわかりません。1年後、2年後?何もせずにじっと待っていることは意外とつらいものです。

 私は特に投資を始めたばかりで、勉強熱心な人には特に長期のトレードは向いていないと思います。いろいろと知識が増えていけば実践したくなるのは当然で、長期の忍耐を強いられる長期トレードでは我慢が出来なくなってしまうと思います。特に余裕資金が少なく、定期収入がない状況ではなおさらです。
 
 中期、短期のトレードがうまくいかないとやめてしまうのではなく、なぜうまくいかなかったのか、仕掛けのタイミングは正しかったか?損切りは必要ないのか?
 6勝4敗、4勝6敗でも勝てるようにするにはどうする必要があるのか?
など、もう一度トレード成績を振り返ってから、新しいトレードに望んだ方が良いように思います。

 もう1点、もし「このまま就職せずに投資で食べていければ」とお考えでしたら、それはやめた方が良いと思います。定期収入がない状況で、投資で利益を出そうとするとプレッシャーは3倍以上にふくらみます。普通にやっていればうまくいくケースでも、失敗してしまうことが多くなります。
 とにかく今は定期収入を得る方法を獲得してから、投資に復帰することをお勧めします。

灯油先物 10万円突破!

 本日灯油の先物の期先がとうとう10万円に到達しましたね。終値でも99,990円となんとも微妙な数字で終わっています。
 
 それにしても、このところの上がり方は異常です。5/1あたりに買っていれば、ちょうど2週間で1万円以上の値上がりです。1枚当たり50万円の利益ですね。さすがに油関係は今怖くて手が出せません。
 今年の冬の小売灯油価格はいったいいくらになるのだろうと、末恐しい限りです。

 これだけ、灯油やガソリンの価格が上がってしまうとどうなんでしょうか?
たとえば、石油ストーブからガスストーブに変える、ソーラー式の湯沸かし器や太陽電池発電機が売れるなどという動きはでてこないのでしょうか?
 発電も原子力や水力の占める割合も大きいので、原油価格の上昇がそのまま影響を及ぼすとも考えにくいのですが、便乗値上げ的にどんどん上がってしまうんでしょうか。

 ガソリンはそろそろ160円を掲示するスタンドが出てきました。
最近、車の運転が控えられているせいか、都内の道は幾分すいてきたという話もあります。

 自衛的にでも石油離れを加速させて、なんとかガソリンや灯油の高騰を抑えたい気もします。
 
 スタグフレーションになってしまうと最悪ですからね。

デリバティブ、レバレッジ商品は本当に危険か

 投資を始める時の初期資金というのは、皆さんどの程度でしょうか?
30万円?、50万円?、100万円?年代によってもかなり違うようですが、20代後半から30代にかけての方は、50万円程度という方が多いようです。
 それでは、利益目標額は?
多ければ多いほどよい、という回答が一番多いようですが、もう少し具体的には
「1年でできれば3倍から5倍、10倍までいけたら最高、最低でも2倍ぐらいはいきたい」
というような回答も多いみたいです。

 数年前、日経平均や新興市場がどんどん値上がりしたとき、1年で2倍から5倍の株価になる会社もそれほど珍しくなかったかもしれません。ところが、今はどうでしょうか?
来年、再来年あたりに株価が2倍、5倍になる会社を探すのは結構大変なのではないでしょうか?株式相場の追い風に乗れるかどうかの運もあるような気がします。

 「株は将来への投資、方法さえ間違えなければ、毎年安定して2割から3割の利益を出せる」
確かに正論です。ただここには少し条件があるような気がします。ポートフォリオや資金管理を考えますと最低でも500万円以上の資金は必要なように思います。
普通のサラリーマンの方が500万円の余裕資金を作るには、5年から10年ぐらいはかかってしまうのではないでしょうか?
資金50万円、年20%の運用なら、投資信託という選択肢もあるように思います。

 FX、日経225先物、商品先物などでは、きちんとした方法を身につければ、年5倍から10倍はそれほど難しいことではないかもしれません。ただ50万円が0になってしまう危険性も十分あります。なので私はシートベルトをガチガチにしめて、リミッターを120キロ当たりにしてのトレードです。
 50万円であればボーナスと毎月の貯金で、1年あればなんとか貯められそうな金額です。
仮に1年で0円になってしまっても、また翌年50万円で始められます。トライアンドエラーで上達していけば、3年程度あればかなりいろいろわかるようになる気がします。
 それに株式投資の1か月程度で起きていることが、デリバテイブのデイトレであれば1日で起きているようにも思います。スピードが格段に早いです。それだけに危険でもあり、短期間に学べることも多いように思います。

 くれぐれも株式投資を否定しているわけではありません。
ただ、日本株にあまり追い風が吹きそうもない時期に、期待収益を考えれば、デリバティブ、レバレッジ商品を選択することは自然な流れなように思います。
 きちんと安全運転をしていれば、デリバティブ、レバレッジ商品は決して、
「初心者には危険」
の一言で片づけられてしまうトレード対象ではないように思います。

「極」
http://www.enjyuku-forex.com/modules/content/content0157.html
で、FXの期待収益性の高さを書いています。よかったらこちらも参考にしください。

ネット銀、FX参入相次ぐ

 インターネット専業銀行の間で、外国為替証拠金取引(FX)に参入する動きが広がっている。既に参入済みの2行に加え、ソニー銀行も近くサービスを始める予定。今夏までにはネット専業全4行が導入する見通しで、顧客獲得競争が一段と激しくなりそうだ。
 FXは業者に預けた小額の証拠金を元手に多額の外貨を売買できる取引。リスクは高いが、わずかな資金で大きな利益が得られるため、利用者が急速に増えている。
 ネット専業全4行のうち、一昨年3月に銀行業界で初めてFXに参入したのがジャパンネット銀行。続いて昨年11月にはイーバンク銀行も取り扱いを始めた。FXを手掛ける専門業者は数多いが、銀行は「預金口座とFX口座間の入出金がしやすい上、信用力もある」(イーバンク銀)のが強みだ。
 さらに、2001年の開業直後から外貨預金を主力商品としてきたソニー銀も12日にFXサービスを開始する。「外貨預金を卒業して(他社の)FXに移る利用者も出てきた」(経営企画部)ためで、FXの導入によりサービスの幅を広げ、顧客の囲い込みを図る方針だ。
 また、昨年9月に開業した住信SBIネット銀行も今夏に参入する方向で準備を進めている。
——————-以上 引用———————-

ソニー銀行などは開始当初から、外貨預金の取り扱いには積極的でした。
むしろFX参入にだいぶ時間がかかったなあ、という印象さえ受けてしまいます。
来年には一般銀行でもFXは普通の商品として扱われているかもしれませんね。

「FXはリスクが高すぎる、銀行の他の商品と同じように扱うのは危険だ」
という議論もあるようです。
同じように、日経225先物、オプション、商品先物など、レバレッジを効かせた投資商品は危険だと考える方も多いようです。
確かにあまり仕組みも理解しないで、FXでも口座に50万円ぐらい入金していきなり10枚単位で取引を始めてしまう方も多いので、危険かもしれません。
銀行で、FXを始めてしまうとその流れは加速してしまうのかもしれませんね。

同じように、日経225先物、オプション、商品先物など、レバレッジを効かせた投資商品は危険だと考える方も多いようです。
ただ、現実的な流れてとしては、現物株からデリバティブ、レバレッジ商品に投資先を変える現象は起きているようですね。

50万円程度の投資資金では、現物株の場合、かなり投資先が限定されてしまいます。デリバティブ、レバレッジ商品を使えばバリエーションが増えて、収益機会が増えることは確かです。

現物株で一攫千金を狙う人は今でもサラ金でお金を借りまくって、信用枠ギリギリを使って投資してしまう人がいることも確かです。

「投資はあくまで余裕資金で」
「余裕資金を作りたいから投資するんだ」
のような2チャンネル的な議論になってしまいそうですが・・・。

FXスキャルパーです

 いよいよ先がわからない為替相場になってきてしまった感じです。
米国の経済指標の発表後も市場は必要以上のネガティブに受け止めたり、ポジティブに受け止めてカウンターに動いたりと、その場その場で対応が違う感じです。
 こうなると裁量の中長期のスイングポジションは取りずらいですね。

 最近はごく短い時間のトレードばかりです。本日もユーロ円の9時から11時過ぎあたりまでの下落を狙ったトレードと、夕方4時頃からの英国経済指標発表を睨んだ乱高下を狙ったトレードだけです。本当にポジションを持っている時間が短いですね。
 
 このままでは「FXシステムトレーダー」ではなく「FXスキャルパー」に看板を掛け替えないといけなくなりそうです(笑)。