くりっく365は本当に有利なのか

 税制面で有利ということが強調されているくりっく365ですが、本当に一般FX会社よりも有利なのでしょうか?
 くりっく365の取引会社では市場参加費ということで、手数料がまだ存在しています。
だいたい1万通貨単位あたり片道210円程度というところが多いようです。
 一般FX会社では手数料0というところがだいぶ増えました。あとはスプレッド幅の争いになっている感じです。
 このトレードコストで両者を比較してみます。スプレッドは同じと考えて、10万通貨単位当たり1往復の手数料は4200円です。同通貨単位で月に30回トレードをしたと仮定しますと、手数料は月に126,000円。年間1,512,000円にもなります。
 つまり、この場合全く同じトレードをしていて、くりっく365か否かによってだけで、年間150万円程度の差が出てしまうということです。
 スワップ派、長期トレード派の方にとってはさほど大きな問題にはならないのかもしれません。ただ、小さなスイングを狙うだけでも、月に30トレード程度は気付かないうちに消化してしまいます。デイトレ派、スキャルピング派の方にとってはもっと大きな問題になってしまうのかもしれません。
 
 実際のトレードに関しても、私は使ったことがないのではっきりしたことはわからないのですが、友人の話ですと、
 ・朝の開始時間が遅い日がある
 ・祭日でトレードできない日がある
などの問題点もあるようです。

 売り文句の税制面ですが、総合課税の場合確かにサラリーマンのかたである程度高収入の方は問題になると思います。まして税率が10%から20%に変わってしまう瀬戸際にいる方にとっては大きな問題です。ところが
・専業主婦の方
・学生の方
・それほど収入が多くない方
にとってはどうでしょうか、さほど問題にはならないのではないでしょうか?(FX収入が数100万もあれば話は違いますが)
問題にならないというより、利益がさほど多くない方で、別収入が少ない場合、くりっく365を使わない方が税金が安くなってしまうこともあるように思うのですが・・。

 税金の話もあくまで利益があっての話です。冒頭の例に戻りますと全く同じトレードをしていて、くりっく365では100万円の損失、一般FX会社では50万円の利益ということも考えられるわけです。
 昔は今よりかなり手数料が高くて、年間の収支を計算したら、利益の倍額手数料に持っていかれていた、なんて年もありました。それほど手数料は馬鹿にならない。

 税制優遇を考えるより、まず利益を出すことに関して有利かどうかを考えた方が良いように思います。

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