テクニカル分析の信頼性

投資のパフォーマンスを上げる為に、テクニカル分析の研究をしている、あるいは新しい分析方法を採用することにした等のお話はよく耳にします。
 テクニカル分析の信頼性を上げる事を研究することは良い事だと思いますが、それがそのまま投資のパフォーマンスを上げる事になるかといえば少し疑問があります。
 たとえば今までそのテクニカル分析の信頼性が65%程度だったものを、ダマシを減らす工夫をしたり他のテクニカルとの併用で信頼性が85%まで向上したとします。
 それでも15%はうまく行かないトレードが存在するわけなのですが、研究の成果で信頼性が向上しますとどうしてもそのテクニカル分析を過信してしまう傾向があるように思います。過信してしまったせいで15%の失敗トレードのコントロールがうまく行かず逆に以前より損失が増えてしまったという経験をお持ちの方も多いように思います。
 
 より研究を重ねても信頼性を100%に近づけることは難しいように感じます。また、信頼性がかなりアップしても知らず知らずのうちに過度のカーブフィッティングを行っていて、近年だけしか通用しないものになってしまっている可能性もあります。

 私の場合、テクニカル分析は単なるツールのひとつと考えています。なので特に研究して信頼性をアップさせる努力はあまりしていません。それよりも失敗トレードのコントロールをポートフォリオや資金管理をうまく使って行っていく事のほうが大切なように思います。