FXの注目度

 2007年、特に後半はサブプライム問題に振り回されてしまい、厳しい相場環境だったと思います。2008年もこの状況はしばらく続きそうな様子ですね。
  
 今まで日本株を中心に取引されている方でも、今年からFXや日経225先物、商品先物、海外株式、海外債権などに投資の幅を広げた方も多かったと思います。
 その中でも海外株式、海外債権、商品先物などは思いのほか為替レートの影響を受けてしまいます。昨年あたりまでは円安傾向が強かったので、良い方向の影響が多かったのですが、今年は悪い影響も多かったように思います。
 そういった意味でも、投資を行う上で為替レートに注意を払わなければいけない状況がこれからも続きそうに思います。
 海外の状況についても、昨年あたりまでは、北米、英国、ドイツ、フランス、オセアニアあたりの状況だけをチェックしておけばよかったのですが、これからは中国や中東諸国、東南アジア、ロシアなどにも注意を向ける必要があるようにも思います。

 今年はご愛読いただきましてありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

これで大丈夫なのでしょうか?

「拒否」は当然だ。シティグループやバンク・オブ・アメリカなど米大手金融機関が進める「サブプライム救済基金」への資金協力に対して、見送る方針を3メガとも固めたといわれる。

 サブプライム問題は世界を揺るがす危機なのは確かだ。しかし日本のメガバンクは、それほど大きな被害を受けているとは言い難い。ところが米側は、メガバンクにそれぞれ50億ドル(約5600億円)というベラボーな融資を要請している。本来なら即座に「応じられない」と突っぱねていい立場のはず。

 全国銀行協会の奥正之会長(三井住友銀行頭取)は「(三井住友としては)ノーという答えを必ずしも排しているわけではない」としながら「(回答期限を)延ばしてもらうこともあり得る」と曖昧さも残した。回答期限は米国時間の19日いっぱいと伝わる。時間はなかった。

 三菱UFJフィナンシャル・グループの畔柳信雄社長も「経済合理性を考えて行動しないと株主に説明できない」と前置きし「一般的に考えた時、あまり経済合理性はない。なかなか簡単な案件ではない」と融資要請への“不満”をにおわせながらも慎重な姿勢を崩さなかった。

 もうひとつのみずほフィナンシャルグループも「個別の取引内容については回答できない」(関係者)の立場だが、他行と同じくかなり慎重だった。

「見送りは当たり前です。メガバンクの株主からすれば、貸し倒れリスクが高い基金への融資はとんでもない話。問題は3メガとも拒否し続けることができるかどうかです。サブプライム基金への融資は欧州の金融機関も慎重になっているし、思惑通り資金が集まっていない。2回目、3回目とメガバンクに融資要請があると考えるのが自然です」(金融ジャーナリスト)

 米側が、例えば減額して再要請してくることは十分にあり得る。その時、かたくなに拒否できるのか。

「一度はノーと突っぱねた。でも何度目かの要請で、首を縦に振ることはあるかもしれません。そもそも50億ドルは多過ぎる。落としどころを探るための要求額だったと見ることもできます」(前出のジャーナリスト)

———————以上引用———————
サブプライム問題は対岸の火事、協力しないで当たり前。
のような風潮が強くなってきてしまっています。
「NOと言える日本」が小沢代表の自衛隊の補給艦問題に対する発言以来、かなり肯定的にとらえられてしまっているようですが本当にこれで大丈夫なのでしょうか?

サブプライム問題は対岸の火事ではないことは、少し経済の問題に関して知識がある方にとっては常識的なことだと思います。というより米国の経済が傾きだして、一番影響を受けるのはやはり日本なのかもしれません。

2年ぐらいして、サブプライム問題が解決したとき、おそらく中国やアラブ諸国、シンガポールなどは、米国での経済的な発言力は強くなっていることは確かでしょう。
 逆にその時日本は「アメリカのピンチに国際協力を怠った日本」と叩かれてしまうのではないのでしょうか。以前に貿易摩擦が本格化したとき海外での資金調達に「ジャパンプレミアム」というものが存在しましたが、そのようなものの復活、あるいは日本との貿易優先度の低下などは充分予想できることのように思います。

「NOと言える日本」がなんとなく強くなった日本を象徴するようで、ちょっとした英雄気取りのようにも感じられています。そんなことを言っている場合でもないような気もするのですが、本当に大丈夫なのでしょうか????

円は蚊帳の外

 サブプライム問題で巨大損失を出したモルガンスタンレーは中国投資公司から出資を受けることになりましたね。既にシティグループはアブダビ投資庁、ベアスターンズは中国国際信託投資が同じように出資しています。 どうもこれは米国の政府からの要請という線が強そうですね。
 日本にも一応要請はあったようですが、すぐに断ってしまったとか。このことが後々の国際社会の構成にに響いてくるような気がします。
 米国政府は為替政策で、ユーロドル、ポンドドル、ドルスイスフランなどのレートはかなり気にしているようですが、あまりドル円のレートにからむ発言はでてきません。極端な話、ドル円が125円でも105円でもあまり関係ないといった感じです。
 日本にいるとどうしても円を中心に通貨のレートを考えてしまうのですが、既に円は国際社会の中ではローカル通貨になり下がっているのかもしれません。
 このまま日本が何もしなければ、2015年ころのG7は米国、イギリス、EC、中国、ロシア、カナダ、中東、このあたりのメンバーになってしまうのかもしれませんね。

お知らせ

私の著書第二弾
「FX&日経225先物 システムトレード実践テクニック」
が本日発売になりました。
今回は実際にトレードを行う上での注意点やヒントになることをできるだけ盛り込んだつもりです。
少しでも参考にしていただければ幸いです。

詳しい内容はこちらまで
アマゾンドットコム←クリックして下さい

それにしても相場の方はこう着状態が続いてますね。
トレンドが出そうになるとそれを打ち消すような方向に動くので、ある意味カウンター狙いでうまくいってしまうのですが、あまりレート差はとれないようです。
こういう時はスキャルピングに徹するしかなさそうですね。
為替は来週の中盤あたりから、休暇明け相場が始まりそうですね。
年末年始はどう動くのか?
やはり、サブプライムに振り回されるのでしょうか????
なんとなく、ポンドがまずい状況のような気もしますが・・・。

Appleの逆襲

最近アップルコンピュータがiPodやiPhoneだけでなく、コンピュータ本体のMacも売り上げを伸ばしているらしいですね。
 アップルコンピュータ直営店のアップルストアも米国では2、3割も1年間で店舗数を増やしたとか。勢いが止まらない感じです。

 Windows派かMac派かと言われれば、私は根っからのMac派だったのですが、Macを手放してからもう3年が経ちます。理由はトレードを主にコンピュータを使うようになって、ネットトレードできる証券会社やFX取引会社にMacに対応しているところが非常に少なかったためです。今はアップル製品はiPodだけですね。知り合いのトレーダーでも、Macを使っているという方はいませんね。
 Windows派に寝返るのは心苦しかったのですが、トレードするためには仕方ない選択でした。

 以前はデザイン関係の仕事や医療関係の仕事もしていたので、どちらかと言えばMacが主流でした。なにしろⅡCIやQuadraという往年の名機(知らない方も多いと思います)からの付き合いです。コンピュータ本体のデザインも好きでしたし、遊び心のあるOSも好きでしたね。
 日本でもアップルが業績を伸ばしてくれば、証券会社やFX取引会社がMac OSに対応せざるえない状況になるのではと、期待しています。そうなれば次にコンピュータを買い替える時は迷わずMacでしょう。ただしソフトも買わなければいけないのが痛いですが。趣味で音楽関係やフォトレタッチなどでも使っているので、かなりの金額になりそうです。それでもなんとなくMacの魅力には勝てないんですね。

 来年、再来年あたりにはMac派のトレーダーが増えることを祈りたいと思います。

テクニカル分析について

先週行われました、エンジュクセミナー後の忘年会件懇親会で、セミナーを受けられた方からこんな質問をされました。
「テクニカル分析は何を使っていますか?」
「一目均衡表でFXのシステムトレードをやってみたいのですが、どうでしょうか?」
「Macdを極めたいのですが、何か良い方法はありますか」
というテクニカル分析に関する質問をいくつか受けました。

 確かにシステムトレードの売買サインで、テクニカル分析は使っています。
また、その他に売買サインを出す方法はいくつも使っています。

テクニカル分析を専門に研究したことはありませんし、誤解を招く言い方かもしれませんがテクニカル分析は売買サインを出すキッカケ程度にしか考えていません。
 なので、特にどれが良いということはありませんし、今のところ10種類程度のテクニカル分析をすべて、使用する通貨ペアで検証しています。

 一目均衡表はシステムトレードのサインとしては少し扱いづらいので、私は使用していません。

テクニカル分析の研究を極める=トレード成績が上がる
という因果関係は直接的には難しいように考えています。

窓は開きましたが

9日の日曜日はエンジュクセミナーへお越しいただいた皆さん、ありがとうございました。
そのなかで「12月はあまりうまくいっていない」という前提で、窓あけについてお話ししましたが、10日の月曜日はわかりやすい窓が開いて始まりました。
 各通貨ペアごとで状況にかなり差があり、仕掛け方仕切り方は少し難しかったように思います。8時ころ大きく一度下落してしてしまったので、あきらめてしまった方も多かったと思います。
 私は7時頃、GBPJPYとNZDJPYを仕掛けて、40銭のリミットで終わりました。もう少し状況を見て利益を伸ばせたかもしれません。ただ、手堅くとっていく作戦なので、結果的には良かったと思います。
 夕方もGBPJPYなどで非常にわかりやすく6時過ぎころ、日中のレジスタンスをブレイクして上昇しました。20時の折り返しもなく1円以上上昇したので取りやすかったように思います。ただ最近は通貨ペアによって状況がかなり違います。ドル円などを選んでしまいますと、たただ振り回されただけで終わってしまったと思います。
 クロス円を中心に3つ程度、少ない枚数で分けてポジションを取るとよいように思います。

資源通貨の下落

カナダドルやオーストラリアドルという資源通貨と呼ばれている通貨の下落が最近目立つように思います。カナダの利下げの影響や、オーストラリアの景気停滞を示唆する指標の影響なども当然あるように思いますが、資源通貨バブルの軽い崩壊という状況もあるように思います。
 このところの原油高や貴金属高を背景に一気に上昇が進んできた資源通貨ですが、さすがに行きすぎの感じがありました。投機的な資金がそろそろ逆流し始めても良い時期だったと思います。
 さて、今回の調整が終了後、再び資源通貨の上昇は始まるのかが焦点になってくると思います。
 原油やゴールドなどの上昇はバブルではなく、実需の面から長期的に続くという意見もありますが、ペース的には少し早すぎた感じがあります。1バレル=100ドル達成を機に一度大きく調整してもおかしくないようには思います。
 世界的に金利上昇傾向にあったものが、少しずつ風向きが変わってきているようにも思います。金利差を背景に資源通貨に投資というスタンスも少しくづれてくるかもしれません。

 行き過ぎたものはいつかは調整する。この考え方はどこでも通用するように思います。