利害関係が一致

やはりアブダビと米国政府との密約はあったようですね。資金を提供する代わりに米国が
これ以上ドルが下がらないように下支えする、ということのようです。
 本日も夕方あたりからクロス円を中心にだいぶ円高になっていますが、ドル円はそうでもありません。ユーロドル、ポンドドルは下落しています。なんとなく密約を何らかの方法で実施しているのかな、という気がしてしまいます。
 ドルベックの中東諸国はせっかく原油価格が高騰しているのに、米ドルが下がってしまうとあまり利益を得ることができません。米国もこれ以上米ドルが下がってしまうと、輸入産業が黙っていないでしょう。このあたりの利害関係が一致しているようです。
 米国政府が本気になって、ドルを支えようとすればできてしまうのか?年末にはその結果がわかるような気がします。

今がチャンス?

 昨日はADIAによるシティーへの出資という話を材料に株高、円安方向へ戻しました。
本日はすでにその効果も少し薄れてしまったかなという感じですが。

 2000年以降台頭してきましたアブダビ、UAE、ロシアなどにとっては今回のサブプライム問題はアメリカ進出の絶好のチャンスなのかもしれませんね。今回の出資比率でアブダビはシティの経営権に参加できるレベルまでは上げないと言っていますが、その代わりの交換条件が裏に隠れているような気もします。

 サブプライム問題の結末は、こういった金余り新興国のアメリカへの資金流入で幕を閉じてしまうような気もします。そして、数年後には中東諸国や中国、ロシア、シンガポールといった国々は、国際社会での発言力をより一層増しているでしょう。
 結局指をくわえて見ているだけで、何もできなかった日本は国際社会での発言力をどんどん失っていく。そんな結末がまっているような・・・。

コメントにつきまして

 最近(1か月以上たっている方もいらっしゃいます、すいません)頂いたコメントの返信を全く書いていないので、申し訳ないです。
 決して読んでいないわけではないです。こちらに頂けるコメントの質問は、奥が深いといいますか、安易に答えられないものが多く、どう答えてよいものかと考えているうちに時間がたってしまいました。今後どうするか検討中です。

 とりあえず12/19に以前にお知らせしました、FXシステムトレードの続編が発売になります。(気の早い話ですが、アマゾンでは予約受付中です)池田悟で検索してみたください。まだ、実は書きあがっていないんですが、最終チェックが進行中です。
なんとか間に合わせますので、よろしくお願いいたします。

CPI(消費者物価指数)の不思議

 最近、毎月のCPI(消費者物価指数)の発表が注目を集めているように思います。
御存じのとおり、日銀は利上げを行いたくてウズウズしているわけですが、利上げ時期になると株価が下落したり、円高に向かったりとなかなか理由ずけができません。
 その中でもCPIの上昇が、デフレ脱出、インフレ懸念ということで利上げの格好の理由になるのですが、なかなか上昇を裏付ける数値はでてきません。

 この数カ月、ガソリンの高騰、公共料金の値上げ、食料品などの生活必需品の相次ぐ値上げなど、消費者感覚的には物価高騰という印象が強いように思います。なのにCPIは一向にあがってきません。
 これはCPIの単純平均方式というところに理由があるようにも思います。
たとえば、ビール350ml 1缶が20円値上がりすると、毎日1缶飲んでいる人にとっては一か月で約600円、年間7,200円程度の上昇になります。
 ところが、テレビ、パソコン、白物家電などの電化製品は、競争が激しくまだまだ値下がりしているようです。パソコンが1万円値下がりしたと考え場合、普通パソコンの買い替え期間はおそらく3年から5年程度でしょうか。5年であれば1年間の値下げ効果は2千円程度となってしまいます。
 消費者感覚的にはビールの値上げの方が、パソコンの値下げよりも家計への打撃は大きそうですが、単品の金額で考えればビールは20円の値上げ、パソコンは1万円の値下げ、
百分率で考えても1割程度の値上げと1割程度の値下げということで落ち着いてしまいそうです。CPIがきちんと物価の状況を映し出しているのか、少し疑問を持ってしまいます。

 この先少しづつ、まずは生活必需品から物価が上昇するのは仕方ないように思います。
それでも賃金の上昇はあまり望めないでしょう。
 デフレ=悪ということがずっと言われ続けていましたが、ようやくその終わりを迎えようとしています。
 インフレに悩むヨーロッパやオセアニアの国々をみれば、金利が高くても物価が高ければいかに生活が大変かがよくわかります。

 100円ショップも数年以内には姿を消してしまうかもしれません。
「0金利でもデフレの時代はよかったなあ」なんて、これから痛感するようにも思うのですがいかがでしょうか?

革命のフォーカード

 大富豪というトランプゲームを御存じでしょうか?その中で、4カードが出されると「革命」ということになり、今までのカードの強弱関係が一気に逆転してしまうというルールがあります。
 最近の相場でもこの革命カードが出される機会が多いように思います。今回は原油1バレル100ドル突破が、革命カード切りの開始サインかなと考えていたのですが、若干フライング気味だったようです。
 革命カードが出されますと、原油売り→コモディティ売り→NYダウ売り→ドル売り→円買い→日本株売り→欧州株売り、といった感じで進んでいくようです。
 ある意味非常にわかりやすいタイミングを提供してくれているようにも思います。
 
 反対にこの傾向がもう一度リバースするタイミングはわかりずらいですね。
今回もしばらくこの傾向は続きそうな気もしますが、どこで折り返すのかはちょっと予測しずらいように思います。
 
 実は革命のフォーカードを出すタイミングがきちんと打ち合わせされていて、しっかり儲けている人たちがいるようにも思いますが・・・。

東大なんて簡単に入れる?

 昨日の土屋先生のブログを読みまして、えらく納得してしまいました。
実は私の義理の弟も東大を出て東大大学院まで進み、現在は某官庁のエリート官僚(最近こういう言い方はしませんね)です。
 義弟は高3の時、必ず夜12時前に寝て7時間睡眠を守り、毎日、腹筋などの筋肉トレーニングとお風呂掃除?を欠かせたことはなかったそうです。学校でも家でもカリカリ勉強している様子は全くなく、マンガばかり読んでいたとか。
 「もともと天才なのでは?」と思われるかもしれませんが、会って話してみればわかりますが、全くそんな感じはなく(失礼)、高2までは普通の成績だったとか。
 東大も特に目指していたわけでもなく、「早稲田に受かればいいか」程度に早稲田と東大だけ受験したそうです。それでも現役東大合格です。
 大学院の卒業時、親の勧めで、全く受ける気のなかった国家公務員試験Ⅰ種を受験しました。その気がなかったので準備を始めたのは一か月前だったそうです。それでも全国で10位だったとか。
 彼に言わせると「試験勉強は技術」と土屋先生の書かれていること、あるいは「ドラゴン桜」(私も全巻持ってます)に書かれていることと全く同じことを言っています。
 彼もいち早くその辺りを理解して「異なったゲーム」を始めていたのだと思います。

 投資の世界でも、「異なったゲーム」をしていて、勝ち続けている方は多いように思います。土屋先生のおっしゃる「異なったゲーム」の本来の意味から脱線してしまうかもしれませんが、わたしの知り合いに日経225先物を毎日10分だけトレードして、月に3割程度の利益を上げている人がいます。
 午後3時に仕掛けて、午後3時10分の引けに仕切る。ここの動きだけにだけ注目しているそうです。NYダウの動きや為替の動きなどは全く考えていないとか。暴落も暴騰も「そんなの関係ない」といった様子です。
 なぜそこに注目したかと言うと「3時から3時15分まで、お茶休憩だから」(笑)。
普通のサラリーマンなので、その方法しか取れなかったらしいです。

 激戦区でばかり闘っていると、大変で当たり前になり、一方向から見える方法でしか闘っていることに気付かないことがあります。常に勝ち続けている人は、別の違った角度からだけ見えるやさしい土俵で闘っているのかもしれません。
 「激戦区で勝とうとするより、やさしい土俵を見つけ出す方がはるかに容易い」
そんなところなのかもしれませんね。

市場心理のNEXT

昨夜はシティグループの報道をキッカケに、株安、円高、原油安の展開となりました。
テクニカル的に見てもユーロ円、豪ドル円などは乖離率が大きくなりすぎていたため、そろそろ調整してもおかしくない時期だったと思います。

 今夜は米国の雇用統計の発表です。
市場心理的には悪い数字を期待している?のかもしれません。
と言いますのは、
サブプライム問題の再燃→雇用情勢の悪化→住宅関連指標の悪化
という道のりと合わせて株安、原油安が進みますと、
次回、利下げはなしの見通しとなっていたFOMCが、再び0.25%、あるいは0.5%の利下げが
あるのではないかという期待感が出てきます。
すると再び、株高、ドル安、欧州、資源通貨高という状況が出てきてもおかしくないわけです。

 市場心理の関心がNEXTのNEXT、つまり信用収縮問題による年末の資金供給の悪化にまで関心が移ってしまいますと、再び逆戻り。
 ということになるのかもしれません。

落ち着かない展開が続きそうですね。