戦いとは、常に2手3手先を読んで行うものだよ

 今夜のFOMCは今のところ0.25%の利下げということが一応のコンセンサスのようです。
先週までは0.5%か0.25%という見方が強かったようですが、直前になって0.25%、場合によってはなしという見方が強くなっています。これはある程度0.5%を織り込んで進んできた、株高、ドル安、欧州、資源通貨高の流れに影響が出る可能性を示唆しています。
 
 つまり、利下げが0.25%行われても、その後のFOMCの声明で今後の利下げ継続を匂わす発言が出なければ、流れは変わってしまうかもしれません。
 株安→ドル高→欧州、資源通貨安 という動きが出てきてしまう可能性もあります。
 NYダウももう一段の上昇を狙うには0.25%の利下げだけでは少し材料不足の感じですし、
ユーロや資源通貨(豪ドル、カナダドル)などももう一段の上昇には、もう少し材料が欲しいところです。

 0.5%の利下げがもし行われてしまえば、話は違います。しばらく株高、ドル安、欧州、資源通貨高の動きは続くと思います。ただ、原油高、インフレ懸念という状況を放置するかたちになるので、また難しい問題がでてきそうです。

 もし利下げが行われなかったら・・、これは言うまでもないと思います。

「戦いとは、常に2手3手先を読んで行うものだよ」言わずと知れた、ガンダムのシャア アズナブルの名セリフです。
 市場の関心は既に次回のFOMC、あるいは年末の資金供給問題まで行くっているのかもしれません。

FOMCは予想外?

明日の深夜発表されるFOMC政策金利を前に、いろいろな噂に振り回されている感じです。
「利下げは行わない、あっても0.25%」「ユーロ圏の銀行が巨額の負債を発表する」等、
の影響か、本日は円高が進んでいます。

 ドル円については昨日の夕方からドル高が進んだのち、日中は小康状態といった感じです。ドル独歩安に歯止めがかかるとみている方が多いということでしょうか。

 FOMCの予想として可能性の高いのは、やはり0.5%の利下げということなのでしょうか。
0.25%、もしくは利下げなしということになった場合は、サプライズということになってNYダウの下落、クロス円安、ドル高という展開もあるのかもしれません。
 FOMCが原油高によるインフレ警戒をより重要視すれば、この展開はあるのかもしれません。それに過剰流動性による必要以上の株高を望んでいないということも考えられます。
 その辺りを警戒して、本日はあわててポジション調整といった様相です。

 住宅関連の指標は弱い数字が続いています。雇用統計もおそらくあまり良い数字ではないでしょう。となると利下げの可能性は高いようにも思いますが、まだわかりませんね。
 中途半端に0.25%などとなってしまうと、市場がどう反応してよいか分からず、乱高下することも考えられます。きつめのストップは注意する必要があるかもしれませんね。

イオン銀行の誕生

 最近、イオン銀行が誕生しました。買い物のついでに銀行手続きもできるメリットは特に主婦にとっては大きいのではないでしょうか。

 私の場合、ほとんど3大メガバンク(三菱UFJ、三井住友、みずほ銀行)は利用していません。振り込みや入金などはほとんどネットで済ませてしまいます。
 やもうえず銀行へ行く時、メガバンクの混雑ぶりにはいつも気が重くなってしまいます。
多少手数料はかかっても、近くの信用金庫で済ませたり、現金を下ろすだけだったらコンビニで済ませてしまうことも多いですね。

 改めて考え直すと、利用者が多い割にはメガバンクのメリットは薄いようにも思います。
これからイオン銀行やセブン銀行、それにネットバンクなどがどんどんサービスを充実させていったら、メガバンクから離れてしまう顧客も増えてしまうのではないでしょうか。

 それからもうひとつ、三菱UFJがサブプライム関連の損失がかなり増えたという訂正発表をしました。メリルリンチと同じような感じですね。実はMSもかなりの損失があるとか??
 佐藤金融庁長官の「国内金融機関のサブプライム損失、相対的に限定されている金融機関のサブプライム損失、各社自身でマネージできる範囲金融システムに深刻な影響を及ぼす状況にないとの認識に変わりない」
 という発言が、必死になって火消しをしているようで、余計に怪しくなってしまいます。

くりっく365は本当に有利なのか

 税制面で有利ということが強調されているくりっく365ですが、本当に一般FX会社よりも有利なのでしょうか?
 くりっく365の取引会社では市場参加費ということで、手数料がまだ存在しています。
だいたい1万通貨単位あたり片道210円程度というところが多いようです。
 一般FX会社では手数料0というところがだいぶ増えました。あとはスプレッド幅の争いになっている感じです。
 このトレードコストで両者を比較してみます。スプレッドは同じと考えて、10万通貨単位当たり1往復の手数料は4200円です。同通貨単位で月に30回トレードをしたと仮定しますと、手数料は月に126,000円。年間1,512,000円にもなります。
 つまり、この場合全く同じトレードをしていて、くりっく365か否かによってだけで、年間150万円程度の差が出てしまうということです。
 スワップ派、長期トレード派の方にとってはさほど大きな問題にはならないのかもしれません。ただ、小さなスイングを狙うだけでも、月に30トレード程度は気付かないうちに消化してしまいます。デイトレ派、スキャルピング派の方にとってはもっと大きな問題になってしまうのかもしれません。
 
 実際のトレードに関しても、私は使ったことがないのではっきりしたことはわからないのですが、友人の話ですと、
 ・朝の開始時間が遅い日がある
 ・祭日でトレードできない日がある
などの問題点もあるようです。

 売り文句の税制面ですが、総合課税の場合確かにサラリーマンのかたである程度高収入の方は問題になると思います。まして税率が10%から20%に変わってしまう瀬戸際にいる方にとっては大きな問題です。ところが
・専業主婦の方
・学生の方
・それほど収入が多くない方
にとってはどうでしょうか、さほど問題にはならないのではないでしょうか?(FX収入が数100万もあれば話は違いますが)
問題にならないというより、利益がさほど多くない方で、別収入が少ない場合、くりっく365を使わない方が税金が安くなってしまうこともあるように思うのですが・・。

 税金の話もあくまで利益があっての話です。冒頭の例に戻りますと全く同じトレードをしていて、くりっく365では100万円の損失、一般FX会社では50万円の利益ということも考えられるわけです。
 昔は今よりかなり手数料が高くて、年間の収支を計算したら、利益の倍額手数料に持っていかれていた、なんて年もありました。それほど手数料は馬鹿にならない。

 税制優遇を考えるより、まず利益を出すことに関して有利かどうかを考えた方が良いように思います。

再び処方箋をきるのか

シティグループの決算が発表となり、前年同期比マイナス57%という大幅な減益を受けて、再びCDO問題がクローズアップされています。
 FRBやECB、BOEの大量資金供給を受けて、なんとなく問題が片付いてしまったように思われていましたが、根本的な問題はまだ何も解決していません。金融機関側が「債権の仕組みが複雑でその価値が今いくらあるのかわかりません」ということで蓋をしてしまっている形ですが、どんなに素晴らしい芸術作品でも買い手がなければその価値は0とせざる負えません。
 今回の米国、欧州政府の対策はあくまで対処療法です。風邪をひいた患者に処方箋を切ったに過ぎません。その薬がよく効きすぎて、熱も下がり、せきや鼻水も収まったので、治ってしまったと勘違いした、おまけにユンケルまで飲んだので今まで以上に元気になってしまった。
9月から、10月までの状況はこんな感じだったのかもしれません。薬で抑えても、体力が回復しないうちに動いてしまえば、再びぶり返してしまうことはよくあることです。

 本日夜間に住宅関連の指標発表を控えています。120万件を切ってしまった場合、NYダウや為替が大きく動いてしまう可能性もあるように思います。
 その時米国、欧州政府は再び大量資金供給、利下げという処方箋を切れるのか、また切った場合にどの程度巻き返しの効果は持続できるのか、注目したいところです。

 原油や貴金属関係の価格も再び高騰していて、インフレ懸念が再燃しているようにも思います。しばらく政府は難しいかじ取りを迫られそうですね。

マイナー通貨の取引

最近ではずいぶんと取引できる通貨ペアが増えました。
トルコリラ、ノルウエークローネ、ポーランドズロチ、チェココルナ、メキシコペソなどなど。
国の名前ぐらいは知っていてもほとんどなじみのない通貨ばかりです。
ただ、トルコリラは1リラ98円程度で、スワップ金利が1日1万リラあたり400円もつくんですね。
10万リラ持っているだけで、月に12万円のスワップです。(お勧めしているわけではありませんよ)

中でも人気なのはやはり南アフリカランドでしょうね。金利はどんどん上がっていくのでスワップは高いし、下がってもすぐに回復すると考えている方が多いようです。
 
 南アフリカの現状を伝えるニュースは非常に少ないのですが、海外のニュースやインターネットで検索していると、残念ながら「まだまだ何が起こっても不思議ではない国」という印象は消えませんね。
 相変わらずかなり貧富の差が激しく、誘拐や強盗事件の件数はかなり多いようです。
近年は隣国からの不法入国や難民の流入が多く、より一層治安を悪化させているようです。サッカーのワールドカップは本当に開けるのでしょうか?
という理由で私はまだ南アフリカランドの取引をしたことはありません。

 以前に酒匂塾長にお会いした時にこんなことを話していたことが印象に残っています。
「私はドル円とユーロ円、それにユーロドルしか取引しない。詳しい国の現状がわからない国の通貨なんて取引するべきではない」
 確かにニュージーランドやカナダなどでもそれほどその国の情報は入ってきません。
タイやアルゼンチンのようなことが突然起こっても、その兆候はつかみにくいのかもしれませんね。

負け方が大切

 先日行われました、ボクシングタイトルマッチの内藤対亀田大戦については、いろいろな物議をかもしだしていますね。

 ちょっと見方を変えて、もし亀田大選手が非常にクリーンな試合をころろがけていたらどうなったでしょうか。最初から経験の差は明らかで、実力差もわかったいたはずです。
無理に勝ちにこだわるのではなく、相手の胸を借りるつもりで、正々堂々立ち向かっていって、メタメタに打たれてダウン。それでも何度も立ち上がるという展開です。
「立て、立つんだ大毅!」みたいな感じで亀田パパも声援を送っていたら、ノックアウトされてもまわりの印象は全く違っていたのではないでしょうか。
試合後も「まだまだ、実力の差がありました。一から出直します」
と素直に敗戦を認めたコメントを出していたら、逆に応援をする人も増えていたような気がします。(TBSの戦略もあるのでなかなかそれはできなかったと思いますが・・)

 トレードをしていても、そのようなことはよくあります。
今朝とったポジションが既に80銭程度の含み損を抱えています。予定では50銭で損切るはずでした。
「夜の雇用統計で良い結果が出れば、含み損は解消されて、利益が出るはず」
とあまい考えで、損切りせずに夜まで引っ張ってしまいます。
そういったときに限って、指標発表の数字は悪く、含み損がどんどん拡大していきます。

 予定通り、50銭で損切りをしていれば、大した問題にはならなかったはずです。反対ポジションを立てて、利益が出ていたかもしれません。こういったことは必要以上に勝ちにこだわってしまったとき、よく起こります。

 最初から自分のトレード計画が間違っていたわけですから、負けトレードを素直に認めて、きちんと負ける。そしてすぐに次のトレードに気持ちを集中する。
これはトレードの世界でも大切なことのように思います。

マエノリティ

 今年の7月頃、「サブプライム問題が大きな問題になり、株価は暴落、為替は一気に円高に変わる」などと発言していた人は本当に少数派でした。結果はご存じのとおりです。
 
 ところが10月に入ってからは、円安が進み、日経平均も18000円台に回復しようかという勢いです。
「サブプライム問題は流動性確保で解決した。本格的な株高、円安が当面続く」
というような意見が増えてきたように思います。

 ただ、為替や日経平均の動きを見ていてもわかりますように、まだ力強いというよりは、ソロリソロリと株高、円安が進むといった感じです。
 センチメント的には強気派はまだ6割程度といったところでしょうか。

 少しずつブル派が増えて行き、ベア派が2割程度まで減ってしまうのは、10月の終わり?
12月の初め?それとも来年まで持ち越してしまうのでしょうか?

 ブル派の意見が大きく報道されるようになった時が、再び大きな転機を迎えるような気もするのですが、今回はどうでしょうか。

1本取られました

 昨夜の米国の雇用統計に発表には驚きました。
正確には非農業部門雇用者数変化の発表ということになりますが、9月の回復は予想を少し上回った程度でしたが、問題は前回の修正です。
 -4千人→+8万9千人ということなのですが、
それでは前回発表時の大幅下落はなんだったのでしょうか。
ということになってしまいます。修正は比較的よくあることなのですが、今回の修正は修正というより間違いだったという感じさえしてしまいます。
 
 来週あたりから米国の金融関係の決算発表もあるので、まだ何とも言えませんが、サブプライム問題で弱気一辺倒だった米ドルも、少し見方を変えないといけないのかもしれませんね。
 一方、カナダドルは昨日カナダ雇用関係の指標好転をキッカケに爆上げ状態です。
豪ドルもかなり高値圏まで回復してきています。これから先がまた難しくなりそうな感じです。
 ユーロだけは要人の牽制発言やユーロドルの高値警戒感から少し停滞気味ですが、来週の動きに注目したいところです。

有機ELテレビ

 ソニーが有機ELの11型テレビを12/1から20万円で発売すると昨日発表しました。
有機ELテレビの特徴としては

1.バックライトを必要としないため、厚さが非常に薄く(3mm程度)に抑えられる
2.色が鮮明で液晶のように見る角度によって見にくくなることがない
3.消費電力がかなり低く抑えられる
4.フレキシビリティ(湾曲させられる)がある

反対に課題としては

1.寿命が液晶の半分程度
2.大型化(30インチ以上)は現段階では難しい
3.量産化できないとコスト面が抑えられない

などがあるようです。
先日発表されたニューウオークマン?では期待を裏切られただけに、今度はソニーの巻き返しに期待したいですね。

 一応、大学時代に電子工学を勉強したものにとっては、ソニー、キャノン、シャープなどの企業が、世界の最先端を走って欲しいという願望のようなものはあります。
 最近少しおされぎみなので、ぜひ頑張ってほしいですね。

 下敷きテレビ、ポスターテレビの夢に一歩近づいた感じです。