IMMのポジションから

9/25付けのIMMのポジションを見ますと、ユーロのロングポジションが今年7月前半以前のレベルまで回復してきているのがわかります。
 ところが円のショートポジションは7月前半のレベルの1/3もありません。ロング、ショートともに減少を続けている状況です。
 実際のレートではユーロ、豪ドル、ニュージーランドドル、カナダドルなどを中心に円安が進んでいるような印象ですが、投機筋の注目は円売りではなくユーロドルのロングに集まっているのかもしれません。
 
 一方外為どっとコムの個人投資家売買比率を見てみますとユーロドルのショートポジションが95%を超えています。またドル円のロングが91.6%、ドルスイスフランのロングが
99.4%となっています。これはドルの底固め、あるいは反転を予想してのポジション取りということなのでしょうか。
 確かに来週あたりから、ISM非製造業景況指数や9月米雇用統計の改善が見込まれて、ドル反発の予想は出ています。ユーロに関しても、利上げ予想から現状維持に見方が変わって来ていることもありますので、個人投資家のポジションは来週のトレンドを先取りしているとも言えなくはないのですが・・・。
 私はまだユーロドルを積極的に売ろうという気にはなれません。
為替は日本の個別株とは違ってトレンドフォローの傾向が強いということからも、もしユーロドルのショートを持つのなら、反転傾向が鮮明に表れてからでも遅くはないように思います。
 
 というより個人的な話ですが、春先にポンド円ショートのポジションを取りすぎて失敗しているからかもしれませんが(笑)。

ゴムはダメ?

 最近、雑誌社の編集者の方にインタビューを受ける機会が多いのですが、その時決まってなぜかいろいろ突っ込まれる話題があります。

 編集者:「商品先物も取り引きされているんですよね」
 私:「はい」
 編集者:「どんな商品を取り引きされているんですか」
 私:「今はゴムですね」
 編集者:「ゴム???ですか。高騰を続けるゴールドやガソリン、バイオで将来性のあるコーンなどはやらないのですか」
 私:「ガソリンは限月間スプレッドが大きくなった時にたまにやりますが、ゴールドやコーンは今はほとんどやらないですね」
 編集者:「昨年はバイオガソリンブームでコーンが高騰しましたが、その時もやられていなかったのですか」
 私:「はい」
 編集者:「・・・・・・。ゴムって儲かりますか?」
 私:「儲かりますよ、素直な動きをしてくれることが多いですから」
 編集者:「なんでゴムなんですか?」
 私:「システムトレードとしてモデルが組みやすいからです」
 編集者:「・・・・・。」
 編集者:「今後もガソリンやゴールドは高値を更新し続けると思いますか」
 私:「さあ、どうでしょうね、わからないです」
 編集者:「今後もガソリンやゴールドなどを取り引きしようという気はありませんか」
 私:「今のところないです」
 編集者:「ありがとうございました」

編集者はどうあっても、ガソリンやゴールドでばんばん稼いでいるという記事を書きたかったようで、実際の誌面ではゴムの話は1行もなかったです(笑)。

モーゲージプランナー

 最近何かと話題にのぼるモーゲージローンですが、日本でもモーゲージプランナーという資格があるとは知りませんでした。
http://www.jasc.jp/index.html
まだ始まって間もない制度なよううですが、これからの不動産の証券化状況を考えますと、ちょっと勉強してみたい気にもなります。
 今はどうも「悪名高きモーゲージ」のように扱われがちですが、このままなくなってしまうものでもなく、仕組みやリスクヘッジの方法などが進歩しながら、まだまだ広がっていくようにも思います。
 特に日本では欧米に比べて遅れているようなので、今のうちに勉強しておいても損はないかなとも思うのですが、費用10万円は投資対効果としては??
 もう少し様子を見てから考えたいと思います(笑)。

イブニング・セッションは

 今週から始まりました日経225先物のイブニング・セッションですが、取引時間帯からして実際のトレードにはほとんど影響ないと考えていたのですが、そうでもなかったです。

 まず、始値がなぜか前日のイブニング・セッションの始まり、つまり前日の午後4時半の値が表示されます。高値も安値も前日の午後4時半から計算されますので、朝方安く寄り付いても、前日のイブニング・セッションの安値がもっと低ければその安値が残ったままです。
 なんとも違和感がありますね。朝からの動きがちょっとつかみづらくなってしまいました。
 バックデータとしてもイブニング・セッションの始値が採用されてしまうのでしょうか?そうなると日経平均の4本値とかなりギャップが出てしまうような気もします。
 終値がイブニング・セッションの終値ということでしたら、まだ分からなくもないのですが、なぜ始値がイブニング・セッションの始値になってしまったのか?

 大証がどのような目的でイブニング・セッションを始めたのかはわかりません。午後4時半から7時までという時間帯もなんとも中途半端な気もしますし、大証HPのイブニング・セッションのメリットの欄を読んでも、「大したメリットではないのでは?少なくとも個人投資家にとっては」などと考えてしまいます。なんとなく大証と機関投資家のメリットを考えて作られてしまったのではなどと勘ぐってしまいます。

 郊外で1時間に1台か2台程度しか深夜には車が通らないんじゃないかというところにも、コンビニは営業しています。本社の命令で営業しているだけで、オーナーのメリットはほとんどないんじゃないかな、などと考えてしまうのですが、なんとなくイブニング・セッションにも近いものを感じてしまいます。

各通貨の今後

 FOMC、日銀政策金利、BOE議事録公開等、各国の金利に関する注目されていたイベントが立て続けにありました。
 ここで通貨ごとの状況を整理したいと思います。

米ドル
 今回のFOMCで利下げ。年末まで0.25%ずつ利下げを続ける可能性あり。

英ポンド
 CPIが低下。次回のBOEで利下げの可能性大。

ユーロ
 利上げの可能性が出ていましたが、ユーロドルの大幅上昇の為、インフレリスクが低下。現状維持の可能性が強い。

ニュージーランドドル
 消去法的に買われている傾向にあります。

オーストラリアドル
 メタル、原油関係の高騰を背景に買われる傾向にありますが、100円を目前に意識されている状況です。

カナダドル
 メタル、原油関係の高騰を背景に買われる傾向にありましたが、経済指標の若干の悪化と米国の影響が懸念されてきています。

日本円
 今回利上げは行いませんでしたが、日銀としては利上げ意欲ありといった感じです。
 12月に利上げする可能性が指摘されています。

だいたいこんな感じでしょうか。
各通貨ごとに状況はだいぶ違ってきているように思います。

利下げはNYダウや日本株に関してはかなり好感されているようですね。
ただ、NYダウ上昇=円安進行 という相関は各通貨ごとに考える必要がありそうです。
利下げを好感したNYダウの上昇もいつまで続くのか、判断が難しいところです。

シルバーマネーの威力

 最近、定年を迎えた方や間もなく定年を迎える方数人と、お話をする機会がありました。
その方たちは俗に言う団塊の世代と呼ばれる人たちで、長年のサラリーマン生活での貯蓄や多額の退職金でかなりの余裕資金があるようした。
 皆さん、投資に関してはかなり関心があるようで、というよりもう既に始められている方、長年少額ではやっていたが、最近投資額をかなり増やした方、30年以上のベテランの方など、自称プロを自負されている方ばかりでした。
 投資対象はやはり日本の個別株が人気で、FXや商品先物を少しやられている方もいらっしゃいました。個別株の銘柄ごとの話では大激論となったのですが、残念ながら私はついていけませんでした。
 会社で部長クラスや役員まで経験されている方が多く、こと企業の将来性という話になるとかなり自信を持っていらっしゃる方が多かったですね。

「アメリカの問題が日本に影響を及ぼすのは一時的、企業の業績は良いのだからいずれは株価は必ず上がる。今は絶好の仕込み時」
「PERやPBRだけを見ても、今は株のバーゲンセール。この時期に買わないでいつ買う気か」
のような意見も活発に飛び交っていました。

ただ気になった点がいくつかあります。
・情報収集に関しては、ほとんど証券会社の営業マンの受け売りのようで、インターネット 
 などで積極的に情報収集されている方はいなかった。
・サブプライム問題に関して、きちんと理解されている方はいなかった。
という2点です。
 私が意見したところで全く聞いてもらえそうもなかったので、黙って聞いていました。
投資でも猪突猛進世代は顕在といった感じです。

 シルバーマネーの威力は凄まじいものがあります。これから益々無視できない存在になるのかもしれませんね。

矛盾

 9月のFOMCで利下げ観測が高まっています。その影響もあってNYダウは再び上昇を開始しました。
 ドル円もNYダウにつられる動きを再開し、今週になってからはドル高円安方向に少し進んでいます。

 本来利下げは金利差を縮小し、円高要因になってもおかしくないのですが、NYダウが上昇すれば当面は為替は円安方向へ進むのかもしれません。
 また、原油先物の高騰が再び進んでいますが、原油高=NYダウ高 ということも今のところあるようです。ところが、原油高がさらに進みますと、
インフレ懸念=利下げはなし、ということになり、今度はNYダウ安要因になることも考えられます。
 なんとなく矛盾ばかりのようにも感じるのですが、注目度や変化の度合で見ていく必要があるのかもしれません。

 今週はCPの借り換えも大量に出るようです。こちらにもし不都合が出るようですと再び、クレジット市場の懸念→NYダウ安→円高 という流れになってしまいます。

 しばらくは疲れる相場が続きそうですね。

米国雇用統計発表、本日21時半

 98年のLTCM破綻時の下落相場と今回のサブプライム問題を発端とする下落相場の類似性が指摘されています。98年は第一波の下落のあと、しばらくレンジ相場が続いて第二波の下落がやってきました。そのインターバルを考えますと、今回もそろそろ第二波がやってきてもおかしくない時期に来ています。
 98年の第二波下落のキッカケは米国雇用統計の悪化でした。

本日21時半から米国雇用統計の発表です。
もし悪化していれば、98年とさらに同じようなパターンを展開する可能性が高くなります。
逆に悪化していなければ安心感からレンジを上抜けする可能性も出てくるわけですが…。
どちらにしましても、今回の雇用統計の発表は重要な意味を持ちそうです。
またしても、要注意ですね。

政府系ファンドの動向

政府系ファンド、俗にロシアネーム、チャイナネーム、シンガポールネーム、中東ネームなどと呼ばれているものが多いようですが、これらの活動がまた最近活発になってきているようです。
 政府系ファンドは開示義務がないため、その動向が非常につかみづらいです。ある意味ヘッジファンドなどより不気味な存在のような気がします。
 特に取引量が薄くなるところを狙ってくる傾向があるようで、朝、7時から9時くらいまで、お昼休みの12時から13時、15時から17時あたりに一気に仕掛けてくるようですね。
昨日も昼休みの時間帯にチャイナネームらしきところが、仕掛けてきたようです。
 最近の狙いは、一気に円買いを入れて、レジスタンスをブレイクしてオプションやストップを巻き込みながら下落速度を加速させて、下がりきったところを買い戻す作戦のようですね。短時間勝負で動いているように思います。
 もう一つは、サブプライムがらみのファンドの破綻の情報や投資銀行の巨額損失情報に便乗するケースも多いようです。
 この動きに個人投資家もうまく乗れれば、おいしい利益が得られそうですが、動きが早いのでなかなか簡単には行かないようです。
 一次的な揺さぶりも加速度がついてしまうとトレンドに変わってしまうこともあるので、要注意ですね。

コメントありがとうございます、復帰します。

petitbootangさんより
 最近、ブログの読者になったものですが、ブログを閉鎖する必要なんてないのでは?
大体、池田さんの何がそんなに問題なので?私にはさっぱりわかりませんが。
そんなに攻撃的なことを書いてますか?

ボンドさんより
 こんにちは。
いろいろな考えがあっていいのではと思います。
自分はスワップ狙いの手法で損したことも得したこともあり、失敗から学んだ後はトータル利益になっています。
自分は今は蓋をするのではなくて大きなポジションを閉じています。
FXのシステムトレードは有料商材の手法に手を出して損してからはやっていません。
自分で検証できないものはだめなんですよね。
中途半端なシステムトレードは失敗の元です。
システムトレードが絶対ではないと思うし、
下手な人やたまたまドローダウンくたっら人は間違いなく損していると思います。
シストレにもうまい下手はあると思っています。
ただエクセルができなくても株はパイロンその他自分で検証できるのでそれを元に個別株のシストレはやっています。
これは損することもありますが、トータル利益になっています。
短期売買で必ず儲かるならスワップ狙いを否定するのは利にかなっていると思いますが、実際はそうではないですからね。
いろんな考えがあるので池田さんのブログも楽しみだったのに残念です。
池田さんの復活希望です。

kさんより
人に気を使いすぎではありませんか?
他者の反応を気にして自分の意見を引っ込めるのは、よくないと思います。
相場なのですから、意見が相違してあたりまえです。自説を堂々と主張してください。
人の顔色を伺っていたら、掲示板が硬直化してしまいす。

 など、いろいろなご意見をコメントやメールで頂きました。
もともとあまり周りのことを気にかけない性格です。
なので、こちらのブログでも今まで通りやっていこうかなと思います。
少しずつ復帰していきますので、またよろしくお願いします。