円安の真の原因は

近年の円安の原因は、「円と他通貨との金利格差拡大にある」と一般に報道されている。
これはでたらめな説明で、外為市場で円安の需給変化を起こしている取引としては、「円売りキャリートレード」と日本の個人投資家層による「外貨建て投資信託」の急増が指摘されている。
 こういった記事を目にしました。
 確かに正しいようでもあり、少し違うようでもありと言った感じです。

 個人投資家の資金が為替へ大量に流れているのは事実です。ただ、それは「外貨建て投資信託」ばかりではなく、FXの役割も大きいと思います。それに日本の個人投資家の参入が円安の主原因と考えてしまうのはちょっとまだ早いように思います。
 一因として見るのは良いと思うのですが、他にもいろいろ原因はあるように思います。たとえば世界的な金あまりで、アラブのオイルマネーや欧米のファンドのみならず、中国やロシアの投機家もキャリートレードに参戦しています。ヘッジファンドの手法もトレンドフォロー的なやり方から、長期スワップを狙ったポートフォリオが増えている事も原因の一つにはなりそうです。

 また円売りキャリーが起こるには、金利格差が前提です。数年前より欧米や豪州の金利が上がった為、日本が0.5%になっても金利差がかなりある事は確かです。理由としておかしいというより、前提条件の一つになっている事は確かなように思います。

 円安はこの一つが原因と片付けてしまうのは少し無理があるように思います。いろいろなことが重なって現在の円安が起こっている。そう考える方が自然に感じるのですが。

日銀の利上げの可能性

次の日銀の利上げは、8月にあるのではないかという見方が支配的です。
もし、8月に0.25%の利上げがあれば、少し円高に進むのかもしれません。ただ、利上げをする為には、CPIの改善や景気動向指数の50%以上回復がある程度条件になってくると思います。またもしあまり改善していないにも関わらず、無理に日銀が上げようとすれば政治的圧力がかかるかもしれません。参議院選挙を目前に控えて、日経平均の急落などは絶対に避けたい所だと思います。
 昨日からの事件で、内閣支持率は急落しています。益々利上げの可能性は遠のいていくようにも思うのですがいかがでしょうか?

日経225ラージVSミニ

日経225先物の従来サイズは日経225先物ラージとミニと区別して呼ばれているらしいです(正式な呼び名ではないかもしれません)。従来からあるものと考えるとラージよりレギュラーの方がしっくりくるようにも感じますが‥。
 
 それはさて置きまして、ミニの出来高が大分増えてきました。
昨年末まではだいたい同じ枚数で、多かったり少なかったりでったのですが、今年になってからはミニの出来高がラージの出来高がより少ない事はほとんどないですね。
 最近ではミニの出来高がラージの出来高の倍程度まで膨らんでいます。
この原因を考えて見ますと、10万円以下でも取引できる事から、新たな個人投資家の参加や現物株のヘッジに利用される方が増えているようにも思います。
 また、同じ金額であればラージ1枚とミニ10枚を考えますと、ミニ10枚で取引した方が、仕掛けを分散して建てて平均コストを抑えたり、状況を見ながら少しずつ利食い、損切りができる分、ミニの方が少し有利なようにも感じます。もっともラージ10枚ミニ100枚程度になってしまいますと、大した差はない様にも思いますが。
 
 これからもミニの取引の方が増えて行くようにも思います。
どんどん個人投資家が参戦してきますと、日経225先物の動きの特性も変わっていくのかもしれません。

パワーポイント症候群

 MSのパワーポイント症候群をプレゼンテーションツールとして使っている方は多いと思います。
先日、気になる記事を目にしました。
「パワーポイントが日本企業を滅ぼす」以前から自分が考えていた事とかなり近い内容だったので驚きました。
 社内での新しい商品企画の発表から事業計画、社外向けの株主総会までパワーポイントは幅広く使われます。問題はきつい言い方をすれば、大した内容ではなくてもテンプレートどおりに作っていけばそれなりに見えてしまうこと。
 また、受けて側も具体的にはどういうことかをきちんと理解せずに、大まかな方向性しか理解しないままほおって置いてしまう事も多いと思います。
 どうしても10枚、20枚にもなってしまうことが多いので、きちんとすべてに目を通されている方は少ないと思います。(資源の無駄遣いでもありますね)

 逆に少ない枚数で完結にまとめられていて、分かりやすく、具体的な内容なのにも関わらず、パワーポイントを使っていなかった為に見劣りしてしまう、ということもあると思います。パワーポイントを使っていないだけで、内容まで良くないと決め付けてしまう。これは物事の本質を見抜く上で間違った方向へ行っているようにも思います。

 とは言うものの私もセミナーではパワーポイントを使っています。これはセミナー主催会社から「パワーポイントの資料を用意してください」と言われることが多く必然的にそうなってしまう事が多い為ですが。
 次回のセミナーはパワーポイントを使わずに行ってみようかな、などと。

システムトレードは必ず儲かる?

 「システムトレードで必ず儲かる」という題名の雑誌の記事や、書籍やe-bookなどが最近増えてきたように思います。
 何を隠そう私もそれに近い題名の書籍を出版しているわけですが、「必ず儲かる」とは題名につけていません。一般的なシステムの場合、必ず儲からない?ことはバックテストでも分かります。
 システムを組む場合、最低でも年に5割程度は利益が出るシステムを運用したいと考えると思います。その場合10年のうちで1年程度は少しマイナスがでてしまう年が出てしまうことは多いです。フィルタをかけてそれを打ち消す事は可能だとは思いますが、他の年の運用利益率まで落ちてしまう。たとえばこういうことです。

 1.10年間負けなしで、年平均2割の利益率のトレードモデル
 2.10年間のうち負けた年は一度だけ、年平均7割の利益率のトレードモデル

皆さんでしたら、1,2どちらのトレードモデルを選択しますか?
私は2番を選択します。実はバックテストの結果がこのようになることが多いです。
 トレーダーの考え方によっては、1番を選択される方も多いと思います。
ただ、「必ず儲かるシステムがより多くの利益をもたらすとは限らない」
という事は言えるように思います。

「必ず儲かる、システムトレード」というものには、なんとなく落とし穴を感じてしまうのですが‥。

貿易相手国で見る通貨

 確か先月だと思いましたが、日本の輸出相手国の1位が米国から中国へ変わりました。
これで輸入、輸出ともに貿易相手国の1位が中国ということになります。
 1990年頃と比べますと、大分貿易の相手国も変化しています。
米国も1990年には輸出で3割占めていたシェアが2006年には2割に、輸入で2割占めていたシェアが2006年には1割に落ちています。同様にオーストラリアやカナダなどもシェアが減ってきています。
 ヨーロッパ勢としてはドイツが1990年は輸出相手国として、2位だったのですが2006年では7位でシェアも3%程度まで落ちています。これではユーロ円がいくら上がっても、経済に及ぼす影響は実質的には小さいのではないでしょうか。
 逆に中国を筆頭に韓国、台湾、香港などのアジア勢のシェアや順位がどんどん上がっています。
 日本の経済状況を考える上では、米ドル円、ユーロ円などよりもアジア通貨の対円レートやアジア各国の株価の影響のほうが、実質的には大きくなってきているのかもしれませんね。

マイナー通貨もそろそろ無視できない?

 5月になってから、キャンドルやオージーが上がっているなあ、という印象はあったのですが、それ以上に上がっている通貨がありました。南アランドです。
 月初から103%、オージーが101.1%キャンドルが101.6%ですから大きく上回っていますね。3月あたりからは1割ぐらい高くなっています。
 スワップも1ランド17円ちょっとで、1日32円ですから凄いですね。
 
 ただ、いつ急落するか分からない通貨である事は確かです。そのあたりもあって、全く取引した事はないのですが、そろそろ完全無視とばかりも行かなくなるのかなという様子ですね。
 中国人民元や韓国ウォンもジリジリと上昇してきています。
そろそろマイナー通貨もきちんとチェックしなければいけない時期に来ているのかもしれませんね。

ショートは短期で

 円安がかなり進み、そろそろ調整しても良い頃では、などと考えてしまう時期だと思います。
 「ロングは得意だけど、ショートは苦手」「ショートはマイナススワップが気になる」
という方も多いと思います。
 私の場合、成功、失敗を問わずショートは短期で終わってしまう事が多いです。
今のポンド円の水準であれば、239円、240円あたりに指値で売り注文を出して、ストップは50銭上、リミットも60から70銭下辺りに設定しています。
 この値幅ですとほとんど1日から2日程度でポジションは消えてしまいますので、マイナススワップは気になりません。
 
 先ほどの水準でリミットレスの売り注文も入れてあります。
このあたりでガツンと下げて欲しいところですが、なかなか難しいですね。

月度(一日)目標〇〇円という設定

 最近、FX取引で一ヶ月または一日の目標額を〇〇円と決めて取引されている方が増えているようです。
 プロのトレーダーの方は当然会社からの目標設定があると思いますが、個人の方でも年間1200万、月100万円、一日5万円平均というように細かく目標設定されて、日々取引されている方もおられるようです。また、そういった方法を推奨されている、プロの方やセミナーも目にします。
 そういった方法があっている方はいいと思いますが、違和感を感じている方もおられるのではないでしょうか。
 たとえば月末をあと2日残して、予定に10万円足りない。そういった場合、少し無理な状況でポジションを持ってしまったり、いつもの倍のトレード枚数にしてしまったりする事もあるのではないでしょうか。
 私は特に目標金額を設定していません。システムトレードの場合、システムを作る段階である程度、予測金額は出てくるのですが、その数字から離れていても特に何かするわけでもありません。理由がはっきりしている場合には、修正が必要な時期に対策は考えますが、相場に波はつき物です。きっちり計画通りにいく方が不思議です。
 裁量トレードでも同じです。やり方がトレンドにあっているかは検討しても、金額は特に考えません。良いトレードができれば利益はついてくるものだと思います。

宝くじでシステムトレード?

 最近少しマジメに宝くじをシステムトレード的な方法で検証しています。
一般の宝くじではなく、ナンバーズ3なのですが、数字の出方に少し癖があるようで、「偏りのある統計データ」を見るとどうしても分析したくなったしまいます。
 今の所、期待値として月に8千円投資程度でリターンは2万円ぐらいと言った感じです。
かなりリターン率は良さそうですが、果たしてそんなにうまく行くのか実際にやってみないとわからないですね。来月あたりから実際に試してみたいと思います。
 うまく行くようでしたら、やり方のヒントでもご紹介したいと思います。