ポジション枚数と利益率

ある程度の期間、システムトレードをやっていると気づくことがあります。
 それは、テクニカル分析や統計的分析を駆使して作った売買判断より、ポジション枚数をどうするかの判断の方が、利益率には影響が大きいと言う事です。
 バックテストの結果どおりに運用して行くには、ポジション枚数をいつも同じにしなくてはなりません。ところが、せっかくよい成績を収めているモデルにもっと投資したくなるのは当然の心理だと思います。またバックテストの結果より運用成績が悪いモデルから資金を引き上げて、運用成績が良いモデルに資金を移す事もよくあることだと思います。

 バックテストの結果、過去数年間コンスタントに50%程度の成績を収めていたモデルが、
今年の前半、70%程度の利益率を収めていたとします。
 この場合、どうしてもこのモデルの投資額、つまりポジション枚数を増やしたくなるのですが、確率的な視点から見た場合、年間通して、50%の利益率に落ち着くには後半利益率が落ちる事になってしまいます。つまり後半は利益率30%程度に落ちる確率の方が高いことになってしまいます。
 ということは、バックテストの結果が良くて、今年の前半あまり成績がよくないモデルに投資した方が効率は良いということになってしまうのですが、心理的にはそれは非常に難しい事です。
 また、相場の特性が変化していて、モデル自体が時代遅れになって、今年の前半の成績が悪い場合は、後半も当然成績は悪くなったしまいます。そんな事を考えると余計に成績の悪いモデルになど投資できなくなってしまいます。

 この問題に対する特効薬は私自身持っていません。できるだけ、ポジション枚数の変化を小さく抑えているだけです。
 利益曲線とポートフォリオ、ポジション枚数の相関関係を詳しく調べる必要があるようです。