注文前にもう一度

2,3年以内にトレードを始めた方は、ほとんどこういった経験をお持ちではないと思うのですが、私がトレードを始めた頃は、ポジションに関する注文は今のようにほとんどがインターネットではなく、まだ電話注文が主に行われていました。
 ネットで注文した場合、まだまだ、遅いダイアルアップが主流で、レート表示が追いつかなかったり、フリーズして注文ができていなかったことがたびたびあったためだと思います。

 注文をしようとFX会社に電話をして名前と暗証番号を告げたあと
「すいません、ドル円を成り行きで5枚買いたいのですが」
「132円50銭前後になりますが、よろしいですか」
「はい、お願いします」
「少々お待ちください」
「132円55銭で買えました。ありがとうございました」
まあこんな具合です。
一度為替ディーラー風に
「ドル円ゴーマル、ファイブ マイン」
なんて言って見たかったんですが、言えずじまいでした。

ここで非常によかったのが、「よろしいですか」と他人に確認されると「本当にこのレートで買ってよいのだろうか」と自問自答する時間が持てる事です。
「よろしいですか」と言われて、「もう一度考え直します」と取り消した事も何回かあります。
今のネット注文の場合、そういった機会はありません。スピーディーに注文できる利点はありますが、一時的な感情で注文を出してしまい、あとで考え直したら、後悔した、なんて経験はありませんか?私は多々あります。

 もうひとつ、電話で注文した場合、なぜか担当オペレーターがプロ中のプロに思えて、「今この時期にドル円で買い注文を出そうなんて、度素人だな」
なんて内心思っているんじゃないかなどと、余計な思い込みが入ったりもします。私だけかもしれませんが(笑)。
 そうなると、ひとつの注文を出すにも非常に慎重に考えるんですね。馬鹿にされたくないんで(笑)。ちょっとした思い付きで注文する事は少なくなります。これは良くも悪くも、ネット注文にはない特徴だと思います。
 最近こういった慎重さが欠けているなあ、と反省。

 ネット注文時代には、軽いストップも誰もかけてくれません。自分でストップをかけるしかないんですね。

 どこかのFX会社で、音声で通貨ペアとレートを復唱して
「本当に良く考えた?それでいいの?」
なんて声をかけてくれるソフト開発してくれませんかね(笑)。