デフレ脱却?

25日の日経の夕刊で来月にもデフレ脱却宣言。というような記事が載っていました。
 具体的には全国消費者物価指数が100.1%ととなりデフレ脱却基準を超えたということなのですが、はたして本当なのでしょうか。
 サッカーワールドカップが終わり、大型の薄型テレビやHDレコーダーなどの電化製品の価格は大分下がってきました。売れ行きが今ひとつの自家用車なども、少し値引き幅が大きくなったようです。日曜雑貨や食品の価格は変わらないように思います。タバコは確かに税金の分だけ上がっていますが。
 強いてあげれば、値上がりしているのはやはりガソリンや灯油の価格でしょうか。
 
 今回のデフレ脱却もこの原油価格のの高騰が原因になっているとのことですが、それでは原油価格がまた下がったら、デフレに戻ってしまうのでしょうか。
 原油価格の高騰は実際に在庫がひっ迫しているということではなく、イスラエルやイランの問題を理由づけとした、先物投機筋の買いあがりが主な原因でした。現時点では少し落ち着きを取り戻しています。このまま下落していったら本当にどうなるのでしょうか。

 一般的にインフレの動向を見るうえで、失業率と住宅販売件数が重視されるようです。
日本の場合、失業率は下がっているのですが、これは正社員が減って派遣社員が増えていると言う状況に助けられているようです。ただこの場合、個人の所得自体は減ってしまうケースが多いので、デフレ脱却への手助けにはなりません。
 また住宅販売件数も表面上の数字は伸びていますが、これは利上げを控えた一時的な駆け込み需要で、おそらく今後は減っていく可能性が高いと思います。

 ひとつひとつ考えて行きますと、デフレ脱却はまだまだ先と言う感じがしないでもないのですが、「病は気から」ならぬ「デフレ脱却は気から」と言うわけではないでしょうが、どうも政府とマスコミで炊きつけているような気がしてなりません。