システムトレードは辛抱が肝心

バックテスト(過去のデータである条件のもと、売買をするシムレーション)の結果が良好で、早速システムトレードを始めてみますと、思わぬ壁に突き当たる事があります。
 今年の4月から始めて月に一度程度サインがでるモデルであれば、7月で4回目のトレードになります。不運にも過去3回、4月、5月、6月のトレードは失敗しています。この場合、多くの方が、7月のトレードは見合わせる、あるいは試し程度の小さなポジションを取るようになると思います。ところがこんなときに限って7月のトレードは大きな利益を上げてしまう”ハズ”だった。というような事は実はよくあります。

 一般的にバックテストで安定的に利益を出すモデルは、勝率6割程度で利益率がレバレッジ5倍程度で4割ぐらいのものが結構見つかります。こういったモデルの場合、月1回のサインであれば、年に12回トレード、勝率6割なので5回程度は負ける計算になります。

 先ほどの運用の話であれば、もし、1月、2月、3月が連勝のような結果であれば、むしろ4月、5月、6月と連敗しても自然と考えたほうがよいようにさえ感じます。ところが一般的には、始めた早々、3ヶ月連続負けてしまいますと、誰でもそのモデルの成績、あるいはシステムトレード自体が信じられなくなっても仕方ないと思います。

 システムトレードは運用してみて初めて分かるのですが、実は裁量トレード以上に辛抱が必要です。自分の意志を無視して運用を続ける事は、頭で考える以上に大変な事だと思います。